キャプチャボード壊れた!?





2022/08/06

■ ゲーム配信の音出なくなる

興味本位でメインPCにキャプチャーボードを付けて1年、Twitchでゲーム配信をダラダラやってきた。 ところがPC版のゲームは問題ないのだが、ゲーム機から取り込んだ方は映像は出るが音が出なくなってしまった

しばらくPC版のゲーム配信ばかりしてたので、この異変に気づくのが遅れてしまった。 単独ゲーム機のPS4で Horizon Forbidden Westを配信したら自分には音が聞こえてるけど アーカイブを見たらまるで無音だったのである。棒読みちゃんの読み上げ音も何も聞こえない。

これはいかんと思い原因を探る。まず思い当たるのは先日配信中にバサっと電源が落ちた事件だ。 あれは電源の交換で直ったのだが、あの時のショックで何かが壊れたのかもしれない。

デバイスマネージャでサウンドの項目を見てもドライバは正常と出る。音声の設定がどうなっているのが正しいのか解らなくなった。

配信ソフトを起動してもプレステとかSwitchの音声を取り込んでいない。全く音声のメーターが振れないのだ。 OBSの設定で困ってる人用のサイトをあっちこっち読んだけど解らない。


■ どういう順序で原因を探るか?

なんとか直したいので、配信慣れした人にツイッターで質問したりしたけど解決しない。 失礼ながら配信中にも少し訊いたら「HDMIケーブルが原因かも?」なんて言うから、それもあり得ると思い高品質なケーブル買ってみた。

滅多にこんなにいいケーブルは買わないのだが今回は店にある上から2番目にいいケーブル買ってきた。 家ですぐに挿し変えてみた。残念ながら何も変化は起こらなかった。

ポイント払いだからお金こそ払ってないけど2900円くらいした。でも仕方ない。ケーブルは新しい方がいいのでこのままにしておこう。

こうなると先日の電源故障のショックでキャプチャボードが破損したのかもしれない? と言っても同じような内蔵型キャプチャボードを15,000円も出して買うのはもったいない。



そこで動作確認のためにキャプチャボードをもう1つ買う事にした。

キャプボ買うのも勿体ない気もするが、今回買うのは今までの内蔵型ではなく外付けタイプである。 今ごろ調べるのも遅いけどキャプチャボード買う人って殆どが外付けタイプらしいのだ。

何となく自作PCでPCI-Expressスロットがあるから内蔵型って決めつけてたけど内蔵型は種類も少ないし価格も高めだった。

今回の外付けキャプボはUSB3.0に挿して使う。これならPC背面ではなくて見える場所でケーブルの抜き差しができるのいろいろ試すのにいいだろう。

HSV3202というモデルを選んだ。4K対応とか1080P60FPSとか書いてあるのでゲーム機配信にも使えるだろう。 Windows対応、HDMI、パススルー。

そしてPS4とSwitch対応(これ大事)だ。amazonポイント400円使用して3000円で購入。 外付けの安いタイプの欠点は、画質が劣るとか本体が熱くなって壊れやすい等である。でも耐久配信とかやらないし、 今回の一番の目的は動作チェックなのだ。


■ 接続してみる

翌日にキャプボが来た。相変わらず早いなamazon。 早速ゲーム機から来てるHDMIケーブルをIN側に挿し、OUT側からパススルーでゲームするモニター(ウチではテレビ)につなぐ。
内蔵型と違うのはUSB3.0でPCと接続する所。これでもう配線はできた。ゲーム機から取り込んでみよう!


やっぱり同じように音声は取り込めませんでした


うーん、ダメかぁ。でも、この方がキャプボが原因ではなかった説が有力になってくるので良かったのではないだろうか。 でも直し方が解らないな


■ 最終手段に踏み切るか

キャプチャボードのせいではないと解ればWindowsの音声設定の方を疑うのが自然だ。 Windows画面右下の音声マーク右クリック→サウンド→再生とやると音声デバイスの今の状況が解るのだが、これを調整してもまるで直る気配がない。

もう覚悟はしていたのだが、こうなったらWindows10のクリーンインストールするか!

詳しい人には「まだまだ他にもやる事あるだろ!」って言われそうだけど、クリーンインストールわりと好きなのだ。

言い訳みたいだけど、前回SSDをM.2の製品に換装した時にはクリーンインストールしておらず、Cドライブのクローンを作ってコピーしたのだ。 なので近々クリーンインストールしたかったというのもあったのだ。

もうMicrosoftはWindows11の方にシフトしているが、Windows10のインストールメディアの配布もまだやっている。無料だし今のうちにやろう


たまにやってる要領で気軽にWindows10のクリーンインストールした。本当は最新のインストールメディアを作ってからやるものだけど、 なんかその辺に昔Microsoftのサイトから作ったWindows10のインストールディスクがあったのでコレを使ってインストールしてアップデートする事にした。

M.2の1TB SSDなのでWindows入れてもわずかしか容量を食わない。そして速い。あっという間にインストールは済んだ。 ここからオレのお楽しみタイム、自分流ににカスタムだ。やり方は以前書いたので省略。(データ等はDドライブとつなぐ作業等)

こうしてキレイな状態のWindows10に山ほど来るアップデートを繰り返していった。そしてお馴染みのソフト達をどんどん入れる。 はやく配信してみたい。キャプチャして音も入るのだろうか?知りたい事がたくさんある。


■ 直ったのか?

ここで内蔵キャプチャボードを入れてもよかったのだが、やっぱりせっかく買ったんだから順番的に外付けしてあるキャプチャボードで試してみよう。 ゲーム機の電源を入れる。画像が出た、新しく入れ直したOBSという配信ソフトに取り込んだ。しかし音声のメータが振れない。

ちょっと落ち込んだ・・・

なんでだろう?Windowsまで新しくして環境を戻したのに。またネットでゲーム配信の音が出ない人用のサイトをよく読むがわからない。

----------------------------------- 数日後 -----------------------------------


もうゲーム配信を諦めかけてた頃、また大きなWindowsの更新が来たので更新する。再起動なんかも2回くらいあるやつ。 それと直接関係あるのかどうか分からないけどある日ゲーム機の音声を取り込めるようになったのだ。

え!?

と思ったが、これは嬉しい。
OBS(配信ツール)でどの音声を聞いて配信にものせて、どの音声は配信にのせないとか設定するのだが、頭が混乱していた。 結局は配信に来てくれた人にゲーム音聞こえますか?とか棒読みちゃん聞こえますか?等と教えてもらうのが一番早いのだ。 それか、アーカイブを見ては設定をイジってテスト配信をするの繰り返しとなる。

Windowsも安定してきて配信ソフトも安定したのならこの安物のキャプボで完璧になるまで設定するより、 1年使ったezcapの内蔵型キャプボに戻した方が良いのではないかと思うようになる。 この外付けキャプボはまたいつか別の事にも使い道あるだろう。知らんけど


■ 元のキャプボに戻してみる

ここまで来たら内蔵キャプボに戻したいじゃないか。やっぱり値段の差と言ったらアレだけど画質も違うみたいだしUSB端子1つ使わずに済むし。

さらに言うと、配信環境が安定してしまえば絶対に内蔵型の方がいいのだ。邪魔なものが外になくて広くなるし発熱してもケース内でエアフローの中にいる訳だし。

それと大きな目的は
「キャプチャボードは壊れていなかった」
という答えが欲しいのだ。

マザーボードのPCI-Expressコネクタに挿して背面にHDMI端子のINとOUT、それにヘッドホンとマイク端子が出た。 これのINにゲームセレクターから来てるHDMIケーブルを挿す。OUT側にテレビへ繋がってるHDMIケーブルを挿した。(パススルー) 電源はマザーボードから供給されるので安定してるし処理も高速だ。1年で壊れたら勿体ない。

同じように音声を普通に取り込んだ。直った、っていうか壊れてなかった。今回は音声デバイスの調子が狂って音を取り込めなくなったという事にしておこう。




あと今回は関係ないのだけど、一応OSのクリーンインストールしたので今後の比較のためにSSDの速度を記録しておいた。 それもクローンのコピーではなくちゃんとインストールしたOSだ。

SSDはM.2の Crucial M.2 P5 Plus である。

わりと高めの数字が出ているのではなかろうか?使用しててもその体感がある。起動に28秒くらいでとても使いやすい。

ここへSteamやEpicのPC用ゲームを再インストールした。もう滅多にやらなくなったゲームはこの際インストールしなかった。

主に使うソフトのchromeや画像処理ソフト、無料のOffice系、ホームページアップロードのFTPソフト、テキストエディタ、ペイントソフト、 それにゲーム配信のためのソフト達をインストールした。ゲーム自体がかなりの容量を食うので1TBのSSDに換装したのである。


当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして当方では責任を負えません。全て自己責任でお願いします

今回も相変わらずの知識不足のままいろんな事をした。分からない事はネットで調べる。だいたい同じ内容で困ってる人がいるのだが 今回のような電源がぶっ壊れてからシステムが不安定になっている状態では、たくさんあるネット記事のとおりにやっても 直らない事があるという事が解った。電源を交換した時点で念のためにクリーンインストールしても良かったのかもしれないな。 一見ちゃんと動いてるのでつい甘えてそのまま使い続けた。結果配信できなくなって悩んだので精神的にダメージを受けた。 何にしても直ってよかった。出費はキャプボ3,000円を買い足したくらいで、あとはみんな無料でやってる事なので金銭的には大丈夫だった。
2022/09/07更新