キャプチャボードを付ける

ゲーム配信がしてみたい




2021/8/20

■ Twitchに影響されて

ニコニコ動画を長年見て来たけど、お気に入り配信者さんがニコニコから撤退してTwitch(ツイッチ)ヘ引っ越した。それまでのリスナーもかなりついて行った。オレもそのひとり。 それが1年くらい前の出来事だ。

世の中、新型コロナのせいでどこへも行けない。家でゲームしてる。2021年も半分以上経ってオレもゲーム配信ってものがしてみたくなった。理由は色々ある。 まずどの配信を見ても最初に「もうすぐ始まります」とか時間がかかる。「少し待ってください」というメッセージが出て、数分後に配信が始まる。 そして配信者さんは決まって「音大きくない?」とか「BGM聞こえる?」なんてやってる。なんでああなるのか?、 配信の裏事情が知りたくなったのだ。配信が終わった後に他の配信へリスナーを送り込むRaid(レイド)もしてみたい。 オレには生配信で収益化ができるほどの力はないのは承知の上の単なる興味本位だ。 逆に投げ銭とかサブスクライブとか始まると、あげたあげないで要らん心配が発生するのは厄介なのでそれまでにはやめたい。(何をうぬぼれている)

LIVE配信で喋るのはうっかり変な事言いそうで怖い。アレやってる人はみんな強い精神の持ち主だろう。 本当はオレのようなメンタル弱々なヤツが手を出してはいけないのかもしれない。でも最低ゲーム画面とチャットの文字だけでも配信は成り立つ。

そこでTwitchと協力関係にあるamazonのプライム(有料会員)になった。 なんで会員になったかと言うと、amazonプライム加入者はTwitchでプライムアカウントを共有できるのだ。毎月500円だけど便利なのでamazonの有料会員は前から入ろうか迷ってた。

ゲームの映像をPCに取り込んで配信するにはキャプチャボードが要る。(ソニーPlayStation4はブロードキャスト機能が付いてるので、 ゲーム機だけで配信できる)任天堂Switchやそれ以外の旧ゲーム機ではキャプチャしてやる必要がある。そこでせっかく自作PCなのでPC内蔵型のHDMI接続で 数多くのゲーム機に対応してるキャプチャボードを探して注文した。

内蔵型キャプチャボード Ezcap ezcap324 14,800円


■キャプチャボード取り付け

PCの電源を落とし、元のSWも切った。さっそく取り付けしよう。PCI-Expressに挿せば終りなのだが、今ついてるグラボとの位置関係が悪く干渉する。

なのでグラボの挿し変えとキャプボの取り付けという2つの作業になった。自作PCあるあるである。思ってたより作業が増えるやつだ。でも趣味でやってるのだから億劫ではない。

電源はマザーボードから供給される。ゲーム画面と音をまとめてキャプチャボードを通すようなイメージだ。 一方ではPC内に取り込んで配信用に出力する。もう一方ではディスプレイにパススルーを使ってHDMI接続する。

このためディスプレイはゲーム画面用と配信画面用と2つあった方が良い。 気がかりなのはセレクタだ。もう既に3口のセレクタをHDMIで使っているので更に間にキャプボなんかかませて大丈夫なのだろうか?以前、安いセレクタにPS4を通したら画面が出なかった事があるので。 HDMIってのは気難しいやつだ。Ver.があって、古いと対応しない事もある。今回はamazonで高速・4K対応というケーブルを安く買ったが少し心配だ。


■ 配信する方法を学ぶ

では一体どうやってゲームを配信するのか、そこから勉強だ。まず簡単なのがプレイステーション4だ。先にも述べたようにブロードキャスト機能が付いておりゲーム機だけで配信できてしまうのだ。 続いてゲーム画面と音声をPCに取り込んで、その画像を配信するやり方がある。いわゆるキャプチャをしてPCに取り込むという方法だ。これはキャプチャボードが要るので購入した。







今頃のゲーム機は出力がHDMIケーブル1本なのでこれを使って映像と音声を送る。キャプチャボードのINにゲームからの出力ケーブルを挿して、 OUTからHDMIケーブルをディスプレイに繋ぐだけ。このキャプチャボードはドライバーも不要だという(Windows10で何とかするらしい)。 今まで同様、グラボからの出力ケーブルはディスプレイと接続する。 以上である。ゲーム画面をエンコードするのでどうしても遅延が生じる。しかし配信者は遅延のないパススルー画面の方を見てゲームをすればいい。

この方法だとPC上で画面をキャプチャして調整する配信ソフトが要る。今はTwitchではOBSという超有名なフリーソフトを使うのが一般的らしい。


■ 配信してみた

OBSをダウンロードして使ってみた。これの扱いには慣れが必要だ。今まで配信した事がないので専門用語がよく解らない。なんとなく勘で使ってみた。 最初は音は聞こえたが映像が取り込めなかった。接続が悪いのかケーブルのせいなのか、設定が違うのかもわからない。よく配信を観にいってる知り合いにTwitterで訊いて教えてもらった。 完全に「教えてくん」状態であった。でも「わかることなら答えるからどんどん聞いて」って言ってくれたので助かった。



デフォルト状態で使うものではなく、ある程度カスタムして行く物のようだ。HDMIから映像を取り込むのはカスタムを選びHDMIを選択してやる。これで映像も出るようになった。 いろいろと難しいもんだな。なお、心配してたセレクターの壁は問題なかった。

これにフォロー通知のウィジェットを重ねたり配信前の画面を作成したりアイテムを追加していってそれなりに見られるゲーム配信になるようだ。 本当は喋りながら配信するのがいいのだろうけどとりあえず声なし配信となった。これ一時的にやりたくなっただけかもしれないし、ちょっとずつ様子見だ。 ま、そうはいってもキャプチャボードは買ってしまったのでしばらくは続けてみようと思う。PCに録画する時にも使えるそうなのでいろいろ便利じゃないか。

最初という事もあり、楽しくて毎日配信してた。一応知り合いの人たちはフォローしてくれたけどご新規さんは殆どフォロワーにならない。これは当然である。 でも少しずつフォロワーは増えつつあるのでやってておもしろい。オレはゲームで躓くとすぐに投げ出してしまうタチなのだが、生配信するとある程度頑張れる。


いろいろ初めての事だったけど、なんとかゲーム配信できるようになって良かった。配信者さんが配信のウラで何をしているのかも解ってきた。 配信ソフトとキャプチャボードがあっても、結構な知識がないとマトモな配信はできないようだ。これに個人情報や変な事を言わないように 喋りながらの配信とかオレには出来ないだろうな。あとひとつ知ったのが、パススルーとはいってもPC電源入れないとゲームができなくなってしまった。 そういうもんだったのか。ま、だいたいPC電源は入れてるので殆ど問題ないけど。まだまだこれから発見がありそうなので、解った事があったら更新します。

毎日ゲーム配信してたらつまんないチャット配信にもかかわらず5ヶ月弱でフォロワー100人を超える事が出来ました。ありがとうございます。 ただ、収益化はめんどうなのでやりたくなかった。あの人に投げ銭したからお礼しないととか考えるのもめんどくさい。 しかしチャットで使える自分のオリジナルスタンプなんかが作りたかったので長い事考えた末にアフィリエイトに踏み切った。 考えてみればチャンネルによっては何かの遊びで貰った商品券とかもらっちゃってるのでやっぱりこのままってのも図々しい感じがしたのだ。 (つまりこういうのが面倒なのだ)


当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして当方では責任を負えません。全て自己責任でお願いします

2022/01/19更新