Windows8を入れてみた

Consumer Previewで遊んでみよう


2012/04/17

■ Windows7 RC版の時のように体験してみる

Windows8のConsumer Previewという体験版みたいなものがMicrosoftからネットで公開された。 誰でも自由にダウンロードできる。たしかWindows7の時もベータ版とかRC版なんていうのが 段階的に公開されて製品がリリースされたんだった。

せっかく自由度の高い自作PCをやってるんだから、こういう自由な楽しみ方をしたい。 HDDも無駄にたくさん積んでるし。 ちなみにこういう発売前に前もって公開されるソフトのことを 「プレリリース ソフトウェア」と言うんだそうだ。

どういう形で試そうか。

Windows7の時はメインPCにHDDを1機増設して、そこへインストールしたんだった。もちろんダウンロードして自分でDVD焼いて。 で、1台のPCにWindowsXPと同居させてデュアルブートという形で、起動するOSを選べたんだった。

これがMicrosoftのサイトのWindows8 Consumer Previewダウンロードの画面

今回はちょっと生意気に、HDD内の別パーティションに入れてみようと考えた。でもWindows7と同じHDD内では 危険なので、バックアップ領域のHDDの最後あたりに1つパーティションを作成して入れる事にした。 ダウンロードしたisoイメージをDVDに焼いて、製品版のようにインストールすればいいんだな。


■ DVDを作ってインストールする

Microsoftのサイトから64bit版Windows8(CP)をダウンロードした。 そしてDVD作成をする。ここまでは無難にいった。 このDVDからブートすれば自分の好きなディスクパーティションにインストールできるだろう。

たぶんインストールを始める前に
「どのディスクにインストールしますか?」的な質問が来る筈だ。

DVDをセットし、BIOSでブート順位をBD(CD・DVD)に入れかえ、再起動した。 すると、このPCで使えるかどうかの確認が自動で行われた。

MicrosoftのセキュリティソフトSecurity Essentialsが使えないという警告が出た。 なんでだ?これは困るな。ネットができないな

などと思ってる間にいろいろと進んでいき、Microsoftのアカウントの確認もあって、 メールアドレスやパスワードまで入れさせられる。 キーボードがマイクロソフト基準なのでメールアドレスを入力する時に 「@」マークがなかなか打てなかった。メンドーだ

なかなかパーティションに関する質問が来ないな。どのディスクに入れるか訊かないのかな?

そして、前のWindowsの何と何を引き継ぐか?など、質問に答えていったらインストールが始まった。



え?




なんかもう始まっちゃってるのか?「あれー」っつー間に再起動がかかり、 もう元へ戻れなくなっていた。

あとで解ったのだが、インストール方法の選択画面で「カスタム」を選ばないとダメだったらしい


なんだかもう勝手にWindows8がスタートした。たしかに雑誌などで見かけるあのWindows8独特なアイコンだ。 これはこれで嬉しいのだが、おれのWindows7はどこ行った?

操作方法がわからない。今までのWindowsみたいに直観的に使えない。ウインドウズマークのスタートボタンもない。電源も切り方がわからんぞ。 とりあえずいろいろクリックしてたらエクスプローラが見つかったのでディスクの様子を見る。

なんとCドライブがWindows8になっちまったようです。 Windows oldのフォルダが作成されてる。フォーマットなしの典型的なクリーンインストールですw

Windows8のために用意したパーティションはもちろん空のままだ(1回も訊かれなかったのだから当然だ)

せっかくだから少しWindows8を体験してみたがSecurity Essentialsも使用できないのでは ネットも危険すぎる。Windows8を楽しむのはとりあえず別の機会にして、Windows7を取り戻したくなった。

7のクリーンインストールしかないようだ。面倒だけどこれも自分でやったことだ。 Windows7のDVDを持ってきた。速攻でインストールだ。アプリとか全部入れ直しだ。 データを失った訳ではないのでイイけど

クリーンインストールのやり方はもう最近自分で記事を書いたばっかりだ。 まさかここで自分の役に立つとは

とっととWindows7に戻してホッとする。ちょっと焦った。今回作成したWindows8のDVDは、 改めて万全の注意をしてインストール先のHDDだけの環境にしてから実験的にインストールするのがよかろう。
あるいは、これこそ先日グレードアップしたばかりのサブPCの役割のような気もしてきた。 メインPCへ、これのためにHDDを1機戻してインストールするかサブPCに普通にインストールするか、どちらかだな (セキュリティー問題があるが) あとはホットスワップを使ってリムーバルのHDDで使用するという手もなくはない


■ Windows8インストール時の注意点

先ほど張り付けたMicrosoftのサイト画面をよく読むと下の方に重要という項目があって、 これをちゃんと読んでなかった。



Windows8を入れたら今のWindowsとは一旦お別れで、これを体験したあとに以前のWindowsに戻せるように リカバリメディアの準備をしろという事だ。(そうだったか、主にこれはメーカー製PCの話だな)

また、「よくある質問」を読むとリスクがあるのでメインPCで試さないでくださいって書いてあった。 仕事用PCはもちろん自宅のメインPCで試すなということらしい。それから、リカバリーが苦にならない人トラブルに対処できる人に 限定している感じで書いてあった。ま、リカバリーはいいけどトラブルは内容によるな。 アンインストールもできないので、クリーンインストールのやり直しとなる。ま、8をやめたくなったら基本リカバリという事ですな。

最初の予定では別パーティションにWindows 8を入れて、ブート選択画面でどちらのOSを使うかを 選べるようなデュアルブートが構築できるかと思ったが、簡単にはいかないようだ。このままじゃ終わりません。また挑戦しますので

結局、おれがインストール先を選択しなかったのがいけなかった訳で、 ちゃんとカスタムインストールすれば指定のパーティションにインストールできるようだ。 でもメインPCではリスクがあるのでやめておこう




■ 今度はサブPCで再挑戦

後日、サブPCにインストールする事にした。もうDVDはある

サブPCは今Windows XPだけど、 メインPCから外したHDD
 WD5000AAKS V1A0(500GB)
が余ってるのでこれを追加して、ここにインストールしよう。

インストール先指定の方法はこのあと解ることになる。
でも失敗しても大丈夫なようにそのHDDだけを接続した。
(つまりXPが入ってるHDDはコネクタを引っこ抜いた)

BIOSで起動の順位をCD・DVDにする。DVDを入れてスタート

ヘンな魚の画面が出て、しばらく待たされる。サブPCはルーターと離れているので 無線LANだ。なのでこのPCでのインストールはオフライン環境となる。Windows8はオンラインで インストールするとアカウントやらパスワードを訊いてくるのだが、この場合どうなるんだろう?



セットアップは
こんな感じの画面でスタートする。



指示に従って進んでいくと下のような画面が出る。
ここが大事で、選択肢は2つ。






アップグレードとカスタム設定の2種類のインストールを訊いてくる。ここで「カスタム」を選択するのだ

Windows7の時はカスタムのところが「新規インストール」となっていて解りやすかった。 そしてカッコして(カスタム)と表示されていた。 メインPCでの失敗では、ここで何を思ったかカスタム設定を選ばずに、 「アップグレード」の方をクリックしてしまったらしいのだ。 だからどのディスクのどこのパーティションに入れるかを選ぶチャンスがなかったのである。 なんという初歩的なミス


カスタム設定を選ぶと下のような画面で訊いてくる。(もう名前をWindows8にしてある)

この画面が出れば、その時つながっていたHDDが全て表示されて、どこのパーティションにインストールするか、 選べたのである。ドライブ0とか1とか出る表示が紛らわしくて間違いの元でもあるので、 この画面も実は要注意なのだが。そのためにもドライブ名を自分で付けておくと良い


オフラインなのでMSの会員IDとかは訊かれないのだが、PCの名前とかログインの名前やパスワードを決める必要がある。


それがすんだら設定画面が続き、「自分で設定」と「簡単設定」がある。 今回は簡単設定を選び、再起動する。


いろいろ最初の設定の準備で待たされるが、そのうちにWindows8が立ち上がる。



これがWindows8のスタート画面だ。「スタートボタン」がないから戸惑うが、まぁなんとか使える。


これでもう使える訳だが、ネット環境がまだだ。このサブPCは無線LANなので設定が要る。雑誌の記事などによると まだWindows8は有線が推奨されている。無線での設定ができるかやってみよう。 それにセキュリティソフトはWindows標準のDefenderでもイケるとの話なので使ってみようと思う。 あと、XPとのデュアルブートができるかという問題もある。
とりあえずここまでで・・・(つづく)

当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして、当方では責任を負えません。全て自己責任でお願いします


2015/08/26更新