2011/07/15 | ||||||||||||||||||||
■ メインPCがグレードアップするので2年使ったメインPCのインターフェイスが古くなってきたので大改造という事で、 とうとうマザーボードを交換してしまった。もうメインPC作成時のまま残っているパーツはPCケースとDVDドライブくらいだ。 他はみんな変えた。 という事は、要らなくなったパーツがいくつも出てきている。これらを生かせないものか?特に今回はCPUが不要になった。メモリもDDR2なので不要になる。 そしてマザーボードがある。 中古パーツとして売るというのもひとつの方法だが、アレが売れるのかという問題がある。(実は後に売れるんだけどね)それなりに需要があれば値もつくだろうが、 もう1世代も2世代も前のCPUやチップセットだ。それに今では旧規格のメモリだ。 メインPCの方を最新タイプにしたはイイが、残ったパーツが少しもったいない。 ここで、自作PCのメリットというものが出てくる。パーツの流用だ。1台組みたい ■ そろそろ迎えるノートPCの買い替え時期これはオヤジ用に5年前に購入したNECのノートPCだ。OSはWindows XP、CPUはPentium M、メモリは増設して1GB程度、HDDは80GBくらいだ。もうだいぶくたびれてきている。 使用目的はネットとOfficeだ。凝った事はしない。動きがめちゃくちゃ遅い。 そしてなぜかフロッピーディスクを使いたがる。 HDDがS-ATAだったらSSDを入れるとか遊べたのだが、残念ながらIDEである。なのでSSD化もできない。 そこで、「メインPCの大改造」の項でも書いたが、このノートPCもそろそろ買い替えたいという話なので、 オヤジに上記のメインPCから余ったパーツの流用をすれば今よりも全然快適なデスクトップPCが1台できることを提案した。 すると、いつもヒトの言う事を聞かないオヤジが珍しく賛成したのだ。 余ったパーツは規格が古くなったとはいえ、5年前のノートPCには全然勝てる。それにパーツは全く壊れていないし、 その時代のパーツ同志を組み合わせればちゃんと立派なPCができるのだ。 もちろん新たに買い足さなくてはならないものもあるけど、ノートPC1台買うことを思えば安いものだ。 もうオヤジも特にノート型にこだわりもなく、スリムケースくらいの大きさだったら机に置いてもいいというので1台組んでやることにした。 これは楽しいことになった。オレのメインPCはグレードアップし、同時に余ったパーツから新しいパソコンが生まれるのだ。 ■ 手持ちのパーツ以外に何が必要か今回作るPCの条件はスリムケースである事とFDD付き。 OSがWindows 7でMicrosoft office2010が入っていることだ。余ったマザーボードはATXだったため、残念だがスリムケースに入らないので新たにMicro-ATXの物が必要だ。 ドスパラのネットショップで探したらASRockの3,980円のがあったのだが、S-ATAコネクタが2つしかないのでやめた。 S-ATAは少なくとも4つは欲しい。 あと、他のを探すとメモリがDDR3だったり、ATXだったりと、もうLGA775ソケットのマザーボードは選択肢が狭い。 CPUは使ってたintelのCore2Duo E7400がある。一応デュアルコアだ。メモリはCFD ElixirのDDR2が2GBx2で4GBある。 HDDはオレのメインPCの3つ目のストレージ(500GB S-ATA2)を外して移植することにしよう。これは今までバックアップ用のHDDだった。 本当は外付けHDDケースに1TBのHDDが入ってるのでそれを使えば簡単なのだが、オヤジPCに1TBも要らないのでこうなった。 OSは32bit版だけどWindows 7 ProfessionalとバンドルのFDDがある。まだFDD使いたいらしいからちょうどいい このほかに要るものを注文した。 スリムケース A-Open H360E-300BT ネットで7,140円 マザーボード BIOSTAR G41-M7 ネットで5,657円 DVDマルチドライブ LITEON IHAS324-27 Faithで1,980円 Microsoft Office2010アップグレード優待版 ネットで12,166円 マザーボードは最初Foxconnの安いタイプを注文してたのだが、納期未定になってしまったので、 入荷がいつになるか解らないのでキャンセルして、少し高くなってしまうがBIOSTARのに変更した。 G41マザーはもうあまり売ってないのだ DVDドライブはバルク品で十分なのだが、秋葉原のFaithでバルク品よりも製品版が特価だったので購入 右の写真がそのパーツたち。ここで紹介してないものも写っているけど 結局27,000円くらいの出費だ。モニタとスピーカー・キーボードなんかは実験くんのやつを貸してやろう。無線LANなんかはその後だ ■ PCパーツの組み付け自分のPCのマザーボード換装をしたばかりだが、またPCの組み立てだ。と思ったらオヤジが急に言い出した「パッパと作っちゃわないで、オレにゆっくりやらせてくれないか」と。 興味があるのはいいけど、よく解ってないのだ。教えながらでもイイんだけど、なんか面倒な事になりそう ↑これがスリムケースとBIOSTARのマザーボード。CPU実装、クーラーの実装、メモリ実装、脱着式シャドウベイにHDD装着。 ほとんどオレが教えて作ったので予定の2倍くらい時間がかかる。しかも言う事を素直に聞かないのでストレスたまる。 CPUの実装の注意点とか、グリスの塗り方とかCPUクーラーのピンの止め方のコツとかメモリの差し方とかみんな教える。 DVDドライブなど、オープンベイ部は外れるようになっている。スリムケースだから当たり前かもしれないが、 みんなパーツは基本的に組みあがった時に縦に設置されるようになっている。メーカーのスリムケースと同じだ。 オープンベイのツラ合わせ、せまいケース内での配線、結構苦労した。SATA電源ケーブルは、そのままではコネクタがDVDとHDDの両方には届かなかった。 仕方ないので他社のマザーボードの付属品の中から「ペリフェラル4ピン→SATA」の変換パーツを探し出してその場は凌いだ。 しかし他に何も手持ちのパーツの用意がなく、このケースを買ったは人みんなどうしてるんだろう?と疑問に思う。変換ケーブルか、延長コードくらい付属していれば 親切なのにと思った。 狭い中でコード類を整理して束ねるのは容易ではない。なかなか手が入らないのだ。でも一応完成した。 ■ 懸念されるPCケース内の放熱OS・ドライバ・アプリのインストールも終え、「コネクタ届かない事件」以外はスリムPCの作成はうまくいった。しかしやっぱり気がかりなのは放熱だ。このスリムケースを買う時にネットで仕様を調べた時、9cmファン搭載と書いてあったので、 「ケースファンが9cmか」と思い込み、注文してしまったが、これはオレの早とちりであった。 「9cmファン」とは、電源ユニットの内蔵ファンの大きさだったのだ。ということは、このPC内でファンはCPUクーラーファンと、この電源ユニットの 排熱ファンだけという事になる。排気専用ケースファンが1つ欲しかったなぁ(でも、もう仕方ない) このすぐあと、ScytheがPIZZICATOというスリムケースを出していることに気づいた。これは薄型の8cmケースファンを搭載していた。 値段もほとんど同じで300W電源搭載だったからコレにすればよかったと思った。音はうるさいかもしれないが。 ま、そんなにハードな使い方をする訳じゃないので心配することもないのかもしれないが、メーカーPCのスリムタイプだって排気ファンくらい ついていると思うとちょっと悔しい。 ファンレスの安物のグラフィックボードがあったので差していたのだが、スコアも上がらずケース内の温度が上がるだけなので外した。 あと、HDDを冷やすツールが一切ないのでどうしても若干温度が上がり気味だ。このHDDはメインPCではシステムディスクとして酷使した物なので、 もしかしたら一番ダメージを受けてるパーツかもしれない。
Windows7のエクスペリエンスインデックスはご覧のとおり。 少しこのスリムPCを使ってみたけど、そんなに待たされる事もなく動いてくれるので、程よいPCが組めたと思っている。 HDDのベンチ測定をしたら前のメインPC時代とそう変わりもない感じだった。 しいて言えば画質が少し残念かな? オンボードGでD-Sub15のアナログ接続だから。ロープログラボを挿すと内部温度が上がるのでやめた。 あと、CPUファンの音が結構うるさいかな。静音CPUクーラーで小さいものがあれば付け替えるか あとは拡張性だけど、元々スリムケースに拡張性は期待していないものの、SATAコネクタと3.5インチベイが余っているので、 今後起動ドライブにSSDを組み込んだり、あるいはオープンベイとして何かに使うことも可能だ。 グラフィックボードを抜いたのでPCI Expressスロットが空いたため、ロープロ対応USB3.0ボードを差しておいた。 そのうちに役に立つであろう この後、無線LAN子機を2,500円くらいで購入したので出費は30,000円くらいで出来上がった格好になった。 ま、いろいろモメたけどオヤジに聞くと5万円くらいでノートPC購入を考えていたそうなので、うまくいったという事らしい。 結果的にヨカッタ、ヨカッタ 2015/08/21更新 |