2010/03/17 |
■ 慣れてきた頃がアブナイのか |
2010年1月にWindows7 Professional(32bit)を購入し、インストールしてから2か月くらいたつ。
Windows7を導入するまではVistaも触った事がなく、XPに慣れていたので操作方法が大きく変わった。
最初はかなり違和感があったが、2か月でさすがに慣れてきた。
そういえばXPが出た時だって結構なモデルチェンジだったな。
スタートメニューとエクスプローラーの便利さ、サムネイルビュー表示、デスクトップAeroの機能、コントロールパネルの違い、 Windows Live Mailの使い方も解った(Windows LiveMailは7の機能ではないが) 先月(2010年2月)ビデオカードを少し高性能な物に交換し、ドライバを入れ替えたばかりだ。 あと、マザーボードに付属していたオーバークロックソフトも入れて、 数値をモニタしてみたが、見るだけにして何もクロック周波数は変更していない。 ビデオカードのドライバと同時に入れたASUSのVGA監視ソフトSmart Doctorが妙に出しゃばってくる。 これは自分でやった事だから仕方ないにしても、 調子に乗っていろんなソフトをインストールしていくうちにシステムが不安定になった感がある。 最近変わった事といえばツイッターを始めた事くらいか。 ツイッターは画面を開くたびに毎回セキュリティー警告画面が出るので少し気にはなっている。 システム的には関係ないのだろうけど詳しい事は解らない。 ■ 立ち上がらないと手も足も...まず、システムが入ったCドライブを診断しよう。デフラグが必要かどうか分析をする。特に必要ないらしいが一応やった。 「ディスクのエラーチェック」もする。「不良セクタの修復」もやってみた。 ウイルス・スキャンもフルでやった。しかし特に変わった様子はない。 セーフモードで起動してみることにした。普通、セーフモードを使う時はOS起動前にF8キー連打で ブートメニューを表示してからセーフモードを選べばいい。 しかし今回、何を思ったか「システム構成」の画面から、 ブートオプションのセーフブードの所にチェックマークを入れるという、訳の分らん方法を取ってしまったのだ。 再起動したらセーフモードが始まり、画面にあれこれ文字が表示され出した。 ここまではいいが、キメの荒いトップ画面が出るところで急に「問題が発生しました」というメッセージが 表示され、操作を全く受け付けなくなってしまった。 仕方ないのでCtrl+Alt+Delでタスクマネージャを見ようとしたら、これも途中でエラーが出て固まった。 こりゃあ、やむなくリセットだ。 何度も再起動してみたが同じであった。こんどは自動的にセーフモードになるのを止めたいので、 先ほどチェックマークを入れた「システム構成」の画面まで行きたいが、Windowsが立ち上がらないので辿りつけない。 通常の起動に戻れなくなってしまった。(じつはF8連打をしていればよかったのだ) どうも立ち上がりの途中で警告表示が出ている。 内容はWarning DES is turned off ! というもの 意味がわからないので、もう1台の実験くんを使ってネット検索にかけてみた。 すると、世の中には親切な人がいるもので、同じ警告画面から立て直した体験談をブログで残してくれていた。 これを信じてみるのが良さそうなのでやってみる。この警告の意味は、「DESが悪さをしてる」という事らしい。 DESというのはマザーボードの付属CDに入ってる、Dinamic Energy Saverという名の「パソコンの省電力化ソフト」の事だ。 チップセットがどのくらい働いているかをモニタでき、無駄な電力を節約できるというお役立ちソフトなのだが、 本当にこのソフトが悪いのどうかは解らない。PC的にはそういうエラー表示になっている状態だ。 これもネット情報だがDinamic Energy Saverはスリープや休止からの復帰時に調子悪いという話を聞く。 で、対策はどうするかというと、CMOSのクリアが手っ取り早いらしい。ネットでも、これで直ったという例をいろいろ見た。 ならばやってみよう。CMOSのクリアはBIOSの設定をみんな初期化してしまうという技だ。(技か?) ■ CMOSのクリアをすることにCMOSのクリアには簡単に2通りの方法がある。マザーボードのジャンパピンをショートさせる方法と、 バッテリーを抜いて放置するというものだ。両方やろう(練習も兼ねて)ジャンパピンのショートは簡単だったが、バッテリー外しの方は意外と面倒だった。 このマザーボードの場合、PCI‐Expressx16のスロットの横にリチウム電池があるので、 2スロット占有するビデオカードがジャマなのだ。 (写真中央、ブルーのソケットがPCI‐Expressx16) 仕方なくビデオカードを外した。「奥行きが短いビデオカードなのでメンテがラク」とか前項で書いたけど、 こんなに早く実感するとは。 CMOSクリア後に電源入れると、見慣れない画面が出た。そこでCMOSの設定をDefaultに決定し起動すると... また同じ症状。「問題発生」の画面だ。 BIOSの日付は2008.1.1になってるのでクリアは成功したはず。 2回くらい試したのでけっこうタイヘンだった。 ■ 最小の構成で起動こうなれば、自作PCならではの原因究明方法、パーツを最小限に減らすという「最小構成で起動」をやろう。メモリは1枚挿しで、起動ドライブ以外のHDDやDVD、FDDなどドライブ機器は全て抜いて起動する。キーボードもPS2に変換。 しかし電源が入りそうになった時に一旦「パチン!」とかいって切れたりするのでちょいと焦る。でも再起動してみた。 結果はやっぱり同じだった。ケーブル抜いたり挿したりが楽しいだけだった。他にできることはないか? 順序がおかしいけど、この時点で「回復コンソール」とか「システムの復元」を思いつく。備忘録があったっけ(F8連打も思い出した) コマンドプロンプト画面でチェックディスクという方法もある。いろいろ試行する。 時間はかかるけど次々に試していった。復元ポイントに戻しても同様だった。 Windows7には標準装備のバックアップ機能があるので、以前とっておいたバックアップデータを頼りに 「システムイメージから復元」も試してみる。 すると「データが見つからない」という。 よく調べたら先ほどの「最小の構成」の時のままで、バックアップデータが入ったHDDを繋いでなかったのだ。 すぐにつないで復元を再試行する。今度は復元自体は成功したようだ(写真参照) でも結局Windows7は起動しない。んー トラブルシュートは落ち着くのが一番だ。PCに行き詰ると散歩に出かける人もいるらしい ■ 突然に直った、見慣れないブートオプションブート画面のメニューを見ると「コンピュータの修復」等と並んで「前回正常起動時の構成」とかいう項目があった。 これは何だっけ? 「正常起動」という言葉に惹かれ、マトモに起動してくれるならば…と、コレを選択してみたWindows7 起動しましたヽ(*´∀`)ノ これが早道だったのか。もう「問題が発生しました」のメッセージも出なくなり、通常の起動した。 「復元ポイント」に戻っているので、デスクトップとかプログラムファイルの様子が少し前の状況になってた。 直ったのは「復元」や「修復」が効いたのかどうかもはっきりしない。 一番最初から「前回正常起動時〜」を選んでブートしてたらどうだったろうか? いつもPCはこれが解らないのだ。直ったら結果オーライ的な事が多い。でも備忘録に書いておこう。CMOSクリアも含めて 一応「システム構成」の画面に行き「ブートオプション→セーフブート」のチェックマーク欄を確認すると、 元通り外されていた。 ちなみにデータは殆どDドライブに行く設定にしてあるのでみんな無事だった。 (バックアップは外部にも取ったけど) それから、警告されたソフト”DES”はずっと持ったままだ。どうしようかなコレ。悪いとも思えないんだが、、、 これを起動したままスリープに入らないようにすれば問題ないかも。 ゆっくり落ちついてBIOSの設定をいつもの状態に戻す。一応再起動してみたら問題ない。 CPU温度やCPUファンのアラーム設定をいくつか[Enable]にして保存しておいた。 トラブル回避後の感想 今回は操作ミスがトラブルの原因の殆どだったが「備忘録」をたまにはチェックしないとイカンな。書いてある事はあるけど、 すべてWindowsが起動している時にしかできない方法だった。これでは不充分だ。 一時、このPCはOSをデュアルブートしてた頃があって、その画面が出てる分だけ起動が遅れるため、 このWindows7を導入後はブート画面をできるだけ出さない方向で使い続けてたのがダメだったのかもしれない。 F8でブートメニューくらい余裕で出せないと。しかし実験くんが頼もしい。 トラブルシュートにはネットが役立つ。PCは2台あると便利だ 2010/10/17更新 |