木製引き戸の修理

勝手口の手前に屋内の木戸がある。これが年々すべりが悪くなっており、やたらと重いのだ。 そしてムリに閉めると音がうるさい。勝手口の手前のドアだから冷気が台所に侵入してくるのを防ぐという役目もあるドアなのだ。 これを滑らかに開け閉めできるように修理したい。

■ これがその30年モノの木戸

新築の時から一度も修理してない扉。

開け閉めするたびにゴロ!ガタ!といって最後には壁にバタン!と大きな音で当たるというドア。 この向こう側は洗濯機が置いてある。

もうレール(木の溝)がキッチンの湿気やドアの重み削られて凹んでいる。

戸車がしっかりと回ってない事も原因としてわかっている。 ならばDIYで直そうという事になり、作業にとりかかった。



ドアを外して戸車を見た。

どうやらゴムのタイヤみたいなのだが、削れたオガクズみたいなのがたくさん付着していた。

滑らなくなって、木の溝を長年削ってスライドしていたものと思われる。この戸車はかなり掃除した後。

これは単純にホームセンターで同じサイズの戸車を買おう。そして、その後にレールの方を考えようという事になった。



ホームセンターで同じサイズの戸車を探した。引き戸用の戸車はやっぱりたくさん置いてあった。

コレは30というサイズらしい。(直径30mmという事かな)

車輪もプラスチックっぽい。わかんないけどコレを購入。

ドアが木製なので、ウチの戸車はクギで止めてあった。 ちょっとクギはなぁ、、、

木ネジでとめる事にした。出っ張らないように皿ネジだ。


■ 溝の加工をする

木の溝というかレール部分が削れてしまっているので、アルミの板をはめ込む事にする。 近くでよく見たら、木が削れてささくれており、ドア自体が溝のまわりを擦って動いてる感じだった。

ほとんど彫らなくても大丈夫なようなので、ノミで横の幅だけ合わせる形に彫った。

結局、戸車が届く範囲だけアルミ板で埋めた。 何度かドアの滑りをチェックしてOKそうだったのでボンドG17で接着する。 扉を乗せればその重さで自然に接着するでしょう。



出来上がり
と思いきや、扉をハメてみるとまだ一部だけ滑りが悪い感じがある。テストではOKだったのだが。

ならば戸車の車高調整をしよう(サッシの戸車交換時に学んだ) 戸車をとめる木ネジにワッシャを挟み込んでとめた。

今度はうまくいった。重い木製の扉も軽い動きになって静かだ。ゴロゴロスルスル〜になった。

今までの重たいドアだった頃の感覚が残っているので最初は勢いよく閉めてしまったが、これも程なく慣れた。

狭いキッチンで戸板を何回も取り外して横向きにしたので、とても窮屈だった。 今回は平らなV字用のレールが売られていた。それでもよかったのかな?と思う今日この頃である。