■ 昔のPCケースを再利用
メインPCのケースはScytheのミドルタワー型で、2014年1月に買い替えた。
使わなくなったこのケースをとって置いたのだが、
メンテの具合も悪かったし、今後も出番はなさそうだ。「売る」という選択肢もあるが、
ちょっと破損している部分もあるのでトラブルになったら厄介だ。
ジャンク品として出すほどの物でもないので解体して捨てる事にした。
このケース、サイドがクリアパネルだ。しかも厚みがあって結構イイ板だ。
留め方も表面に化粧ネジが出て、裏から普通のネジで留めるという物だ。
このアクリルパネルだけ残してジグソーで切り刻んだ。
(実際はこの後もっと小さく切った)
現メインPCはサイドが既にクリア窓なのでこのクリアパネルは要らないが、
サブPCの方はサイドが普通の黒い鉄板のケースで、一部だけメッシュの穴は開いているが、中は見えない。
サブPCも今のケースのまま、クリアパネルに改造したくなった。
「透明だったら何が嬉しいんだ?」
と訊かれたら困るけど、こういう無意味な改造が結構好きである。
旧ケースから、使えそうな物はみんな取り外した。フロントSW類やLEDやUSBポート、背面のメッシュブラケットとか、
自分で付けた静音ケースファンなどを回収。また何かの改造の時に登場するかもしれない
■ 改造前のサブPCの様子
これが改造前のサブPCだ。GIGABYTEのミドルタワーで、言っては悪いが安物なので全体的に板がペラペラなのだ。
中は塗装してないし、当然裏配線なんてできないケース。だが、意外にもツールレス仕様だ。
「これ金切りノコで切れば簡単に横穴が開けられるなァ…」
と、前から密かに思っていたのだが透明アクリルボード買うほどでもないし、やる気がしなかった。
しかし今回、旧ケース解体のためにジグソー(電動の糸鋸)を使ってたら思い出した。
Scytheのクリアパネルがあまりにも立派なので、クリアパネル部だけこのケースに移植する事にした。
寸法を計ったらギリギリ流用できそうだ。GIGABYTEの方が少し小さいのだ。
両方ともATXの板入るケースだけど寸法違うもんだな。
特に最近のATXケースはデカいのが多い。現メインPCのAntecのPCケースを買う時に
他社製品といろいろ比較検討したが、ATXボードの入るケースはみんな背が高い。
3.5インチオープンベイ付きも減ってきた。
ケースファンも12cmより14cmへと流行(?)が変わっているようだ。
あと、水冷CPUクーラーも一般的になってるので、水冷のためのラジエーターが付く構造のケースが主流になりつつある。
確かコレ買ったのは、物好きでケースを自作して遊んでた頃だ。
しかし素人の作ったケースは設計が悪く、パーツを壊してしまったからそろそろ既成品のケースにしようと
「何でもいいから」という選び方をしたのだった。だから安物に・・・
■ サブPCの横っ腹に穴を空ける
解体中の旧PCケースから、側板部分だけ壊さずに残しておいた。型をとるためだ。
まず透明アクリルパネルを外して側板と分けた。ネジ穴位置とかこれで簡単に写せる。
アクリルパネルを外した側板をサブPCケースの側板に乗せる。くり抜く範囲をマジックペンで型取りした。
線に沿ってジグソーで切り抜き、ドリルでネジ穴を空ける。外から見たら解らないけど、内側は結構ギリギリだった。
1箇所だけ形状の関係でネジが使えない部分があったが、7箇所も留めるので問題ないだろう
最初はScytheのケースと全く同じように角を丸く加工しようと思ったが、意外と難しい。
どうせ上からパネルで覆ってしまうのであんまり見えなくなる筈なので丸くするのはやめて、普通に四角に切り直した。
■ 側板にクリアパネルの取り付け
ジグソーで切ったので、へんな所に力がかかって板が曲がったり変形しないかちょっと気になる。
ペラペラで薄いから切りやすい反面、形状がおかしくなる心配もあるのだ。
あと、カットした部分は危ないからヤスリをかけて、ケガしないようにした。
そのうち錆びるような気がするので断面は黒い塗料で塗る。
先日メインPCのメッシュパネルを塗る時に使った塗料だ。塗料の缶を見ると「防サビ」って書いてあったのでちょうど良い。
ネジ穴の部分も筆を中に入れてぐるりと内側を塗装する。黒の塗料、意外と役に立つな
塗料が乾いたのでクリアパネルを当ててみる。ピッタリだ(当たり前だ)。
外側に飾りネジを挿し、裏からネジ留めした
8箇所留めだが、上記にもあるように形状の都合で7箇所になったというのは写真のように、
パネルを外す時の指かけのために凹んでいる部分があって、そこが留められなかったのだ。
ケースに装着してみる。やっぱりちょっと歪みが出たらしく、以前みたいにスパッっとハマらず、少しコツが要るようになった。
しかし、かなりデッカいアクリル窓になってしまったな。あんまり前の方まで見えなくてもいいんだけどな。
それとも、ベイの部分はさっきも登場した黒の塗料で塗るかな?今頃のケースだと内部も塗装してあるけど、
このケースはこんな灰色だ。いや、このくらい不細工な方が機械っぽくてイイかな?
ベイの部分だけ塗ったら、かえって残りの塗ってない部分が目立ってしまうかも知れん(気が向いたら塗ろう)
とりあえずこれで完成だ。
ちなみに背面に見える排気ファンは青色LEDファンだが、CPUクーラーファンもLEDファンに交換したのに、
先日掃除した時にうっかりLEDが断線したのか、光らなくなってしまった。なので元から付いてた普通のファンに戻した。
なので光はあんまリ見えない感じになった。一応、上の電源のファンもLEDで白く光ってるんだけど殆ど解らない。
くだらないPC改造の話を読んでくれてありがとうございました
考えてみたら、今回の改造はPCの外観の改造なのでDIYのコーナーだったかもしれないな。
でも一応、自作PCの話なのでココでいいか。それに、この記事だけDIYの頁に混ぜたら後で自分で探す時にわからなくなる。
という訳で、捨てる筈だったPCケースも部分的には役に立つという事が紹介できてよかった。
側板の歪みによって閉めるのが難しくなった問題は、アクリルパネルのネジを一旦全部ゆるめ、
仮止めの状態で閉まる事を確認してから全部のネジを締めたら具合良くなった。
アクリルパネルの都合に合わせて締めたネジが歪みの原因だったようだ
当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして当方では一切責任を負えません。自己責任でお願いします
2014/12/13更新
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