軽自動車を買おう



2018/11/04

■ 高齢者には乗り降りが難しい普通乗用車

2018年10月中旬にデミオ3回目の車検を通した。このままだとあと2年乗って9年だ。 当り前のように3回車検を通したのだが今後どうなるんだろう?廃人のオレには買い替えるお金ないし。

オレは高齢の両親がデミオのような背の低いクルマへの乗り降りが辛そうだと思っていた。デミオの前のカローラの頃からそれは感じていた。 あの頃からオレはずっと父にこれからは軽自動車がラクでいいのではないかと勧めてきた。

車検の時などに代車で軽自動車が貸し出される事がある。その時にわざわざ父を呼んで今の軽自動車を見せて、今の軽はこんなに広くて装備も進んでいるんだと説明してきたものだ。

しかし父は何のプライドか知らんが頑なに軽自動車を嫌がる。税金やメンテナンスにかかるお金も安いという事も説明したが無駄だった。原因はなんだろう?運転するのはオレだけなんだけどな


■ 突然の宣言であった

2回目の車検では代車としてマツダの軽自動車FLAIRが出た。そして2018年の3回目の車検ではFLAIR WAGONであった。スズキのOEMなので実質ワゴンRやスペーシアに試乗したのと同じだ。

2回目の時には母を病院に送りがてら、父も同乗させて軽自動車の良さを勧めていたら「ほぅ」といった態度だけである。 まだ軽自動車嫌いなのかな?と思い、以前のカローラみたいに10年乗るのかな?とほぼ諦めの気分だった。 ま、デミオとても気に入っているのでオレはイイのだが全然利用目的と合ってないんだよな。

遠出は滅多にしないし、これからはもっと遠出しないだろうし、実際には近所のスーパーへ買い物へ連れて行ったり病院に連れて行ったりオレが通院に利用する程度なのだ。





そしたらこの3回目の車検中に父が突然ボソっと「クルマの事なんだけど」と話しはじめた。
まずオレはどう思っているのか?と尋ねられた。そんなの訊くまでもない、すぐ軽自動車に買い替えるべきだと思っていると言った。そしたら父は オレももう年齢的にデミオの次の車検で9年を迎える頃には生きてるか解らないし、なんて弱気な事を言い出した。

そして自分の気持ちはこうだと言う。前は軽自動車は気が進まなかったけど、今はハイブリッド車があるのなら買換えてもいいと。 どうやら考えが変わったらしい。何だか解らんけどハイブリッドを理由にしてる。乗り降りが辛いって言わない。でも買い替えのチャンスが巡ってきた

ハイブリッドなら2016年2回目の車検時の代車FLAIRが既にエネチャージ車だったのに。ハイブリッドじゃないのが軽自動車に買い替えない理由だったとは。 エネチャージの説明しなかったっけ?古い人間で見栄っ張りなので軽自動車がイヤなのかと思ってた。

2018年現在、軽自動車でハイブリッドを生産しているのはスズキだけである(たぶん)。だからマツダの軽自動車からもハイブリッド車を選べるのである。 スズキとマツダの両方で商談できて競合ができるな。


■ だったら速攻で商談に入ろう

父がそんな風に考えているのならもうスグにでも軽自動車の商談に入りたい。 オレはデミオスポルトがイヤな訳ではない。運転してて楽しいし取り回しもラクだし気に入ってた。でも高齢者を乗せて買い物に行く車ではないと思っていた。ちなみに画像は2回目の代車FLAIRエネチャージ車。

なにしろオレには財力がないため、父が買うと言わないと今はクルマの買換えができないのだ。その父がハイブリッド軽自動車なら乗り替えたいと言い出したのだ。

もうだいぶ生きる目的を失い、廃人同様のオレももう一度クルマの商談のノウハウを思い出して全力で買い替える事にしよう。 父は性格的にクルマの商談をコッチの有利なように進めていくのが得意だとは思えない。価格を値切るなんて苦手なタイプだ。じゃあ廃人のオレがひと頑張りして安く軽自動車を手に入れてやろうじゃないか。

父の気が変わらないうちに早くクルマを決めてしまおう。条件は今のデミオを下取りに出してハイブリッドの軽自動車なら良いという。 どうやら3回目の代車で乗ったハイトワゴンのFLAIR WAGONがハイブリッド車であることを初めて知り、車内が快適で乗り降りもラクで文句なかったのだろう。


■ スズキワゴンRかマツダフレアだ

まずオレが勉強しなくちゃ。さっそくスズキの販売店へ行ってカタログをもらった。勿論ネットでもスズキのサイトを読む。装備や価格なんかもよく調べた。狙いはワゴンRフレアの2WDエネチャージ車だ。 グレードにもよるが車両本体117万円から147万くらいだ。カスタム車は高価なので排除した。もう普通の乗用車が買えるくらいの価格だ。

先日代車で乗ったマツダのフレアワゴンのハイトワゴンのようなスライドドア式のクルマ、すなわちスズキで言うならスペーシアを選ばなかったのには理由がある。

ウチの車庫、少し傾斜してるのだ。なので前から駐車するとスライドドアは凄い勢いで開く。バックで駐車すると今度は開けるのに結構重たい。 コツさえ分かれば簡単な事なのだが車内からの開け閉めも年老いた両親にイチから教える必要がある。せっかく乗り降りし易さが今回のテーマなのに逆に不便になってしまう可能性があるのだ。 それに価格も高い。なので慣れた5ドアのワゴンR(フレア)がターゲットとなった。

エコカー減税が嬉しい。取得税は80%減税、重量税は75%減税である。それに軽自動車は元々の税金も安い。タイヤは155/65R14とかなので安い。バッテリーも安い。保険や車検だって安い。 それにエネチャージだから燃費もい筈。2WDは33km/Lってカタログにあるが、いくら何でもそんなには走らんだろう。

問題はデミオ君の査定だ。グレードと走行距離の短さは自信あるが5速マニュアル車だ。もう今の時代、マニアしか買わないようなクルマである。値段つくかどうかも微妙だ。

販売店の店員さんは査定してくれたが、すぐに金額が出ないという(やっぱりか)。でもよく調べて需要があるか探してくれるという。なので下取りナシで見積もりだけ作ってもらった。

ワゴンRのハイブリッドではFSとFZというグレードがある。FSという下位グレードは装備がかなり物足りなくて寂しい事になりそうなのでFZにした。 それにFZの方がボディがエアロ系な仕様でヘッドライトがハロゲンとLEDライトという違いがあり、アルミホイールが標準装備だ。いくら買い物や病院クルマとはいっても少しはスポーティ感を大切にしたい。

それからオプションは流行りのブレーキアシスト(セーフティパッケージ)だけど、最初これは付ける予定なかったが購入者のほとんどが付けるそうだ。購入後には付けられないからね。 保険も安くなるらしいのだ。車両本体が6万円くらい高くなるがオレはオートマに不慣れなので付ける事にした。すると結局車両本体140万9400円だ。 (後にマツダフレアはブレーキアシスト付きしか選べない事が解るのだが)ホワイトはプラス2万1600円となる。全方位モニターカメラのオプション装備は付けなかった。
つまり車両本体1,431,000円(諸経費含まず)である。さて、ここからどう値引きしてもらうか。



この度のワゴンRはインパネ周りが特徴的で中央上部にいかにも「インダッシュナビゲーションを付けてください」って言ってるような四角い出っ張りがある。 メーター類も全て中央に配置なので仮に今使ってるポータブルナビをダッシュボードに貼り付けようにも苦労しそうなデザインである。(画像はメーカーサイトから拝借)

でもナビはあんまり使わないからスマホのアプリに頼るとかして割り切り、大きなCDラジオを付ける人も多いという。 ラジオといえばFMでAMの放送が受信できるワイドFM対応チューナでないと困るのだ。デミオのチューナはFMワイド対応でなかったのでAMはAMで聴くしかなかった。 それが感度悪いのだ(ヘリカルショートアンテナに変えた自分が悪いのだが)

もしスズキで買う事になると、今頃はメーカーも在庫車を持たないらしいので納車まで2〜3か月ぐらい位待つ事になるという。今クルマ売れないしな。 ただ、まだ配布してない週末チラシのセールで軽自動車成約するとオプション3万円プレゼントというのがあった。これをCDラジオに充てられるな。 これで見積もって、この時点では下取り含まずなので総額144万くらいだった。


■ 中古車屋も見ておこう

中古車屋へも見に行く。競合店が1つでも多い方がいいからね。運が良ければ新古車で殆ど走ってないクルマがあるかもしれない。 2〜3か月待ちのクルマが1週間ぐらいで手に入れば嬉しい。あればの話だけど。

そういえば7年前のデミオ購入前にダイハツでその時ちょうどムーブのモデルチェンジの時期だった。それで展示車が非常に安かったので家の者に勧めたのを思い出したのだ。 オプションもいろいろ付いてオーナーなしで普段は室内にあったクルマなので程度はいい。しかし当時はオヤジの完全なる反対で購入に至らなかった。

そんな事を思い出しながらスズキの中古車専門店へ行く。中古車屋でクルマを本気で選ぶのは初めてだ。


 なんとあった! しかも色がホワイトだ(希望色)

走行2,900km程だ。展示車とかスズキの社員が少し使っただけだそうだ。 色もオレの考えてたピュアホワイトパールのワゴンR FZ。となりにはイエローメタリックのFSもある。

看板は122万の表示だ。このホワイトのFZにかなり心が動く。これはイイかも。セーフティパッケージ搭載車だ。ただ3月登録との事だから当然1回目の車検が近くなる。もう半年以上経っている。

車検が短くなる事を気にしなければ掘り出し物かもしれない。おまけにこの店の目玉は台数限定でインダッシュのPanasonic製7インチカーナビを32,400円(工賃込)で付けてくれるという。FMワイドには対応しているそうだ。なんという事でしょう。

車両本体は新車より20万円くらい安い。エンジンもかけてくれて、走りこそしなかったがインパネのイルミネーションやヘッドライトやエンジン音やいろいろ見せてくれた。 スズキワゴンRブランドがあるのでコレに決めちゃおうかなという気持ちになってきた。でもマツダフレアの見積もがりまだだ。

ヤバいぞ、落ち着け。車検があっという間に来るぞ。とか、ずっとここに雨ざらしだった事とかデメリットもいろいろ考えた。 ま、まだ契約はする事はないのでその日は名刺をもらいこの店を去った。


■ マツダでフレアの見積もりだ

2018年現在デミオでお世話になっているディーラーでデミオの下取りとフレアの見積もりだ。クルマの名前は違うけどワゴンRと一応同じクルマだ。 ネームバリューでワゴンRには劣るけど。なるべく他社と条件が同じになるように付属品はカットして、色はホワイト、カーステはナビではなくCDラジオでいく事にしよう。

なぜに少し高いホワイトを選ぶのかというとこのクルマの場合、オレが気に入っているフロントバンパー形状がホワイトが一番目立つ感じがしたのと、エアロ感が強くなる気がしたためである。

ところがアポもと取らずにいきなり行ったので、いつもの担当者さんがいない。なので詳しい値引きまでは決められないそうだ。 ただ、デミオの査定はできると言ってくれたのでやってもらった。 なんと下取り30万と、思ってたよりいい金額が出た。

・希望車種:フレア FLAIR 2WD XS
・型式:マツダ・DAA-MJ55S
・マイルドハイブリッド CVT
・デュアルセンサーブレーキサポート
・カラー:ピュアホワイトパール
・下取り車:2011年デミオスポルト5MT


ブレーキアシストはスズキワゴンRのようにオプションではなく標準装備となる。 なので価格もワゴンRのFZにオプションとして装備したのと同じ額となる。マツダフレアの場合OEMのせいか、ハイブリッドのXSとXGの2タイプ(そして2WD・4WD)しか選べない設定であった。 カスタム車もラインナップしてないようだ。

担当者さんへは伝言してもらい、改めて出直す事にした。あと近々「お得意様チラシセール」もあるという。なおOEMの車だと、よく売れる車種は千葉県に在庫があるそうだ。 このクルマも在庫があるらしい。今日は仮見積もりだが下取り含んで総額127万くらいだった。あとは担当者と話してくれという。





そうこうしてる間に今まで廻った他社さんから査定をもらった。実はデミオが車検直後だったのでまだ仮シールで車検証が届いていなかったのだ。車検証を見せて正確な金額をもらう。

スズキでは下取23万が精一杯だそうだ。これでも頑張ってくれたと思う。下取りナシ出してくれた見積もりから下取りを単純に引くと総額121万となる。カーステはCDラジオだ。

一方、スズキ専門中古店では下取26万と、もっと頑張ってくれた。こちらは下取30万引きに足りない分は3万何千円のボディコーティングを無料で施してくれて総額107万だという。Panasonicのインダッシュカーナビも含んでいる。 また心が動く。いや、落ち着けオレ。


■ マツダで担当者さんと会う

デミオの担当者さんから電話がかかってきた。オレの望みは前回の伝言で解ったという。あとはどうなれば納得するかを訊いてくれた。 なので勿論ワイドFM対応のカーステがついてくれたら嬉しいと言った。これは前回の人では解らなかったのだ。で、もしもインダッシュナビなんか付けられたらいいけど、 あれだけで15万くらいかかるので諦めていると言った。勿論カーステはハンドル操作に対応している製品が希望だ。それで総額120万くらいになると嬉しいと伝えてディーラーへ向かう。 (この時、ETCも欲しいって言っておけば良かった)

まずこれまでと同じようにメンテナンスを頼む「メンテでパック」と、3年保証プラス2年保証の「5年延長保証」に加入するか訊いてきた。 それはここで買う事になったら今までと同じようにお願いしたいので、なんか流れで「はい」と言う

しかしもうこの時点で何万円加算してるんだ?と思った。 カーステもスマホの音楽が繋げたら良いのでBluetooth対応の機種だ。無論インダッシュの10万以上するカーナビなら理想的だが。

先日は担当さん不在の中、約127万の見積もりだったが、新しい見積もりを出してくるそうで一旦離席した。

先日のデミオ査定は変わらず、新しい見積もりを見せてくれた。なんと大幅値引き!チラシセール適用にしてくれたようで カーステレオはKENWOODの7インチインダッシュナビにグレードアップして、メンテでパック、延長保証も含んでいるのに、全て諸費用ひっくるめて総額120万でいいそうだ。 さすがにこの見積書は渡してくれなかったけどこれはお得だ。

これは断る理由ないな。ナビ不要説もあったけど高性能カーステだと思えばあって困る物じゃないし。車名が「ワゴンR」じゃないけどこんなに違うものか。 今回のお得意様チラシセールで22万円お得という軽自動車が何台かあったがオレの希望車種は載ってなかった。しかしそこは柔軟に適用してくれている。いつもこのディーラーを利用してくれているからという事らしい。


■ この話より良い話があるとは思えない

家でゆっくり考えた。家族もマツダフレアでいこうと乗り気だ。いままでデミオで長年世話になってる会社というのもあって安心感があるのだろう。オレもいつものマツダでフレアを買うのが一番いいかなと思う。

という訳で、他社にはお世話になったので断りの電話を入れた。特に中古屋さんは印紙代だけくれれば車庫証明手続きに行きましょうか?とか、 インダッシュカーナビが限定なので取置きしてくれてたので連絡が必要だ。

マツダで次のアポを取った。その時の商談で決めてしまおうかな。在庫があるクルマだから納期が早いっていうところも嬉しい。 それまで今のデミオ君の軽快な5速マニュアルを楽しんでおこう。

ちょっと横浜辺りまでドライブしてきた。あと、この硬めのセッティングもよく覚えておこう。  (画像はメーカーサイトから拝借しました)


■ いよいよ契約かな

マツダで商談の日だ。担当さんは前回の総額120万でいかがでしょうか?と迫ってきた。 オレも「家族と相談してたのですが、今まで長年お世話になってるマツダさんにこのまま続けてクルマを世話してもらうのがイイんじゃないかね?って言う話になっているんです。」と言った。

そしてこう加えた「最初に付属品はカットという話でしたが、やっぱりフロアマットだけは欲しいので”最後のお願い”という事でフロアマットをオマケしてもらえませんかね?」 と言ってみた。おそらく付けてくれると信じてたので言ってみた。すると担当さん「うーん」と悩んで「ちょっとおまちください」と退席した。

よしよし!何となくイメージ通り。前回デミオ購入時は”最後のお願い”でETCを付けてもらった。アレと同じ方法だ。「付けたら今日決めてくれますか?」ってなれば嬉しい。 しばらく時間かかるだろうと思ったのでトイレに行く。 (内装の写真はメーカーサイトから拝借)

コーヒー出してもらったのでゆっくりコーヒー飲みながら装備や色やグレード、そして金額の確認とかをしてた。

暫くしたら担当さんがやってきた。そして「では、コチラでいかがでしょう?」と出された見積書には同じ金額で上等のフロアマットが含まれている。 どうしてこんな事ができのかというからくりを説明してくれた。 そして担当さん「これはマツダフレアに決めていただけるのなら、という条件です」と言った。

「きた!」

オレは「こんなにいろいろ付けてくれた上に、フロアマットまで付けてくれてありがとうございます」と礼を言って注文書のホントにホントの最終確認をしてから

「ではこれでお願いしますm(_ _)m」となった。

良かったー。フロアマット失敗したらどうしよう。自腹で買うしかないか?とかちょっだけと考えてた。でも期待に応えてくれた担当さんありがとうございます。 注文書にハンコを押した。あとはコッチがいろんな書類を作成してまた提出しに来店しないとならない。

いろんな書類がある。印鑑証明も要るな。速攻で用意して持ってこよう。帰宅後に書類を作成した。車庫証明とか自賠責とか。 しかし清々しい。やっと決まった。今月か遅くとも来月中には納車となりそう。急いで登録用の書類や委任状を提出した。

あとで知ったのだが、社外品でいくらでもいいフロアマットを安く売ってるのね。それこそワゴンRと同じものでいいのだ。ネットショップでたくさん見た。


クルマの商談は基本的に好きだ。しかし気力体力を使う。それも廃人っぽいオレには かなりしんどかった。でも年寄りに優しいクルマに替えられて良かったのではないだろうか。 最終的には、いつもお世話になってるという事で顔なじみのディーラーがいい仕事をしてくれた。 金に糸目は付けないというのならカンタンなんだろうけど、昔読んでたクルマの雑誌でどのくらい値切ったとかいう記事の影響なんかで少しでも良い装備で安く買おうとしてしまうな。 セコいんだけどね。悔やまれるのはマツダの担当さんに要望を聞かれた時にETCを言い忘れた事だ。ひょっとしたら付いたかもしれない。 いずれにしても色々と見積もりを出してくれた他社の担当さんにはお礼を言いたいと思う。
2018/12/11更新