フレア マフラー交換

業者に依頼すると工賃高いので自分で付ける


2019/1/19

■フレアに付く社外マフラーなんてあるのか?

2018年12月に納車されたマツダフレアHYBRID XSもそろそろ1か月点検を迎える時期だ。やっぱりマフラーが変えたくなった。でもフレアの社外品マフラーなんてあるのかな? たしかズスキで商談した時の販売員さんがワゴンRハイブリッドの社外マフラーありますよって言ってた。マツダの人も「おそらく付くと思います」と言ってた。ハイブリッド車にも社外マフラーってあるんだな。嬉しいけどなんか変なの!

このリアビューにステンレスマフラー、ちょっと楽しみだ。 ノーマルでは全然見えないけどエアロ風バンパーの奥に斜め下へ純正マフラーが隠れてる。今頃はこういうクルマ多いな

調べるとHKSやFUJITSUBOや柿本レーシングからステンレスマフラーが発売されている。 しかし、よく調べると取り付けには純正マフラー切断作業必要なんて書いてあるじゃないか。


マフラー変えたいけど純正マフラー切断なんて嫌だなぁ・・・


【そもそも何でマフラー変えたいか】理由はシンプルで、まず見た目が引き締まる。音がスポーティ。走りにも多少は影響するらしい。ステンレスだと錆びにくいから。くらいのものだ。 今は車検も厳しくなり音量の規制等かなりシビアらしい。なのでいつもは新車購入と同時にオプションで車検対応スポーティマフラーを注文して納車時からメーカーに付けて貰ってた。 あれは本当にリアピースのみだった(後で気づいた)。で、スポーツマフラーは必要かというと「必要ではない」が答えだ。あくまでも趣味の領域である。

今回はオプションにマフラーなんてなかったので、じゃあ自分で社外品を選んで買い交換作業をやりたいのだ。 しかし切断となるとディスクグラインダーとか要るよな。ジグソーなら持ってるけど大変だろうな。 だいたい切ってその後、音量が大きくなり車検通らず純正に戻すっていうのが出来なくなる。

最初は「リアマフラーだけでもステンレスに変えられたらいいか」くらいに思っていた。ちょっと前のフレア・ワゴンR(MH34S)は簡単にリアだけ外れるようだ。 ところが今回のフレアHYBRID XSは納車されて床下を見て唖然とした。純正マフラーの構造が長〜い1本モノなのである。気絶しそうなくらい長い。

55S世代のワゴンR(管理人はフレアだけど)のフロントパイプのフランジは床下から見える場所なのだが、そこからテールエンドまで繋ぎ目が1箇所もない。

どうりで発売されているマフラーの殆どが純正マフラー要切断と書いてあるのか。ちょうどクルマの中央下部あたりのタイコの横でカットするのが多い。 カットしても良いのならセンター2本出しとか右2本出しとか選べる。

純正マフラーを指定の部分で切断して、付属しているジョイントで社外品マフラーと継ぎ足すというやり方だ。そこから後方の部分にも社外品は親切にフランジがある。
(画像はHKSさんのサイトから拝借)

■切らずに交換できるマフラーがあった

もう切る以外方法ないかと諦めていたが、よーくネットで探したらワゴンRハイブリッド車用マフラーでフロントのフランジ部分からという製品が出てた。 ワゴンRスティングレーのターボ車用はたくさん出てたが、NA用はなかなか見つからなかった。そもそもフレアにはスティングレーみたいなモデルないし。

柿本レーシングのGTbox 06&Sのマフラーが管理人のフレアHYBRID XSに付けられそうだ。 図を見たら切らないのは解るのだが念のため柿本さんにメール問い合わせで、どこも切らずに交換できるか尋ねてみたら フランジ部分から交換できますという返信が来た。

コレなら理論上は何も切らずに交換はできるが、物理的にムリなのではないか?かなりのリフトアップしないと困難な作業が予想される。

車種は違うけど現行スズキアルトの純正マフラーが同じような1本マフラーで、これがウマを最高の高さにかけたくらいの高さではなかなか抜けないという動画を見ている。(画像は柿本さんのサイトから拝借)

おそらくフレアも同じで、クルマの下にかなりクリアランスをとらないと純正マフラーが外れないだろう。 それとも何かコツがあるのかな?純正マフラーは処分するつもりならどこで切ろうが勝手だけど、それはもったいない。 車検の時にやっぱり純正マフラー要るかもしれないし。

今回のワゴンR(55S)は軽量化とコストダウンのために純正マフラーがシンプル構造になったのかな?解らないけどこれは残念だ。どこかに繋ぎ目を作って欲しかった。

ちなみにマフラー自体は自分で手配し、カー用品店に交換作業を依頼すると(いわゆる持ち込み)工賃はその店で製品を買った時の倍額という事らしい。 リアピースのみで8,000円くらい、フロントから全部交換だと18,000円くらいかかるそうだ。ま、2万円くらい覚悟しておかないとならない。 その店で安くマフラーが買えれば一番良いのだがネット販売ほど安くは買えないだろう。

工賃が勿体ないのと、自分でマフラー交換したらなお愛着が湧きそうじゃないか。やる価値はあると思うのだが全然無理だったらプロに頼もう。 もしかしたらマフラーのフロント側を一旦落とし気味で全体を前へ押して、マフラーのテールがラテラルロッドを完全に乗り越えたら、今度はリア側から引き抜くとか変な技があるのかもしれない。 (イメージで言ってるだけです)


■買う決心がつくまで準備と練習だ

1か月点検まで日数があるのでその間に準備をしておこう。2019年になり、正月もマフラーの事ばかり考えてた。 もし業者に持ち込みで頼むと合計9万の出費になるので自分で付けるか依頼するかは大違いだ。

クルマの下に潜るなんて久しぶりなので工具等を確認しておこう。YouTubeでコツとか注意点とかを勉強する。無知なため危険な方法で作業してクルマの下敷きになる死亡事故もあるからね。

安全第一だが作業性も第一だ。ウマは昔バンのマフラーいじりで使ってたのが2つある。でも2つ追加で買った。3,000円くらい。 あとちょっとマトモなガレージジャッキも買う。1万円くらいした。高さを稼ぐ角材も作った。芝生の上に置くと芝刈り機みたいだな。

マフラー交換ではメッチャ硬いボルトが緩まず苦労する事もあるので実車で1回潜って練習してみよう。 案の定、フロントのボルトが緩まなかった。サビでの固着じゃなくて新車でもかなり硬いのあるらしいのだ。 そこで樹脂製の持ち手がついてる少し長いレンチのセット2,000円くらいのを買う。潜ると意外に腕力が入らないのだ。

それからゴムブッシュにCRC 5-56をかけてる人が多いがアレはゴムに悪いらしい。シリコンスプレーがいいそうなのでこれも買う。

ついでにウォータポンププライヤーも探し出しておいた。 あと頭に巻くLED式ヘッドライトも買ったし、LEDワークライトも買った。使い捨て作業手袋やパーツの皿も買う。100均が多いけど結構出費した。 でもこの出費は後に残るものなのでイイのだ。

どこで作業するかも問題だ。家の前に私有地があるが共有スペースでもあるので、いつ他の家のクルマが出入りするから動かしてくれと言われるか解らない。 落ち着いて作業できない。慌てて事故になる可能性だってある。我が家のガレージは傾斜しているから危険だ。 昔は近所に空き地があったのでバンに乗ってた頃はそういう所に必要な物を積んで行き、路肩でジャッキアップしたものだ。でも今はそれもできない。

いろいろ考える


本当はいけないんだけど、家の傾斜してるガレージしかなかそうだ。軽なので中央に停めればまわりを一周歩ける。傾斜に関してはコンクリの正方形の敷石があるので、これを水平に置いてウマを置く事にしよう。 そのために敷石の下に角材を挟んで水平にした。そして敷石の上でウマ高を伸ばせばかなりクリアランスを稼げるのではないだろうか?(書いておいてナンですが危険なのでお勧めはしません)

つまりガレージに上りのバックで停め、リアタイヤに車止めを挟み、フロント側をめっちゃ高くするのだ。車庫の真ん中あたりは土なのでタイヤやウマの石が必ずコンクリ部に来るように調整した。 なんとか準備ができた。これなら他人様に気兼ねなく1日中だって作業できる。


■練習で手応えがあったら注文しよう

マフラー抜きの練習だ。YouTubeで見たスズキアルトの動画と同じ状態になり「なるほどココで苦戦するのか」と解る。 でもオレのやり方ならフロント下のクリアランスが多い。純正マフラーを回転させられる事に気づいた。そっとやったらできた。

なんと純正マフラー抜きに成功した!
どーでもイイけど長いねこれ。左上が排気口になる


感動の一瞬であった。街の時報メロディも鳴って祝福してくれた。 戻し方が解らなくならないように一応デジカメで動画録画してたけど、見る必要もなく簡単に元に戻せた。

俄然購入する決心がついた。もう柿本レーシングのワゴンRハイブリッドNA・FF用GTbox06&Sマフラーを買おう。高いけど新車買ったらカローラもデミオも高いリアピースマフラーを買ってきたじゃないか

Yahoo!ショッピングで見つけた柿本レーシングのマフラー。ワゴンRとフレアに付くとメーカーサイトにも書いてある。

ただしワゴンRではFZ、フレアではXSというエアロバンパー車には取付未確認と記載がある。 ひとつ下のグレード用なのだ。干渉するのかな?

絶対に付く保証はない。でももしバンパーに干渉してもバンパー加工法はネットで勉強しておいた。 あの作業だって面白そうだ。なのでこの製品に賭けてみよう。

フロントとリアの2ピースに分かれている。っていうか、分かれていないと付けられないと思う。排気部は1本出しなので案外ラクに付くだろう。 2本出しだと傾いたりして、本締めの前にもう一度外から見たりして確認作業に手間がかかるのだ。サウンドもメーカーのネット動画で聴いてみた。便利な時代になったものだ。(画像は柿本さんのサイトから拝借)


[柿本改]マフラー GTbox 06&S ワゴンR DAA-MH55S FF
 品番:S44346 62,424円 (送料無料・税込)
 矢東タイヤ Yahooショップ

但しこの商品は個人宅への配送はやらず、ショップ宛て配送のみ送料無料となっていた。どうしても個人宅配送希望の場合は別に送料がかかる。 そこでフレア購入の時にお世話になったマツダの担当さんに荷受けを頼んだ。ちょっと図々しいようだが、実はフレアの納車時点で既にマフラー交換希望の話はしてある。 ディーラー宛てなら送料無料になる話もしてあるのだ。なのでマフラーを購入する旨を電話して荷受けの了解をもらった。 なので送料無料で購入できた。Tポイント全部注ぎ込み6万1千円くらいで買えた。在庫があるので1か月点検の日と重なりそうだ。なるべく点検の日についでに持って帰りたい。

定価は9万円くらいの製品で、これに工賃2万円足すとかなりの金額だ。ネットで安く買って自分で交換したらかなりお得だ。 20年くらい前にバンのマフラーをイジってた事があったが今思えば中間フランジがあったから簡単だったのだ。 ボルトナット接続とゴムブッシュ外しの感じはまだ覚えている。


■マフラー交換の様子は録画しておこう

せっかくだから、どういう方法で純正マフラーを交換したか動画で記録しておきたくなった。 純正マフラーの回す方向とかね。この前の練習の時にちゃんと録画できてたし。

もしうまく撮れたら編集してYouTubeにアップするのもありだな。
ミニ三脚も買ってあるのでデジカメのスタンバイOKだ。

ただ、これ普通のデジカメなので動画でどこまで撮れるのか未知だ。長回しやった事ない。バッテリーとかも心配である。 機種はNikon COOLPIX S7000だ。

あくまで録画するのが目的ではなく、撮れたらラッキーという程度の撮影と考えるようにしよう。 YouTubeのためにマフラーを交換する訳じゃないし。


■交換準備作業に入ろうか

1か月点検の日が来たのでフレア君でマツダへ出かけていく。長距離走ってないけどオイル交換はしたい。 点検を受けてる待ち時間に、担当さんが来たので色々と挨拶する。「マフラー届いてますよ」と教えてくれた。 担当:「かなり大きいですけどフレアに積めますかね?何でしたら配達しましょうか?」と言ってくれた。 オレ:「でも今日見たいので今日持って帰ります」と言う。暫くすると 担当:「積めました、シート倒してギリギリです」って、もう積んでくれたのだ。なんと親切な!

オイル交換してもらい、あとは各所増し締めとか点検であった。天気がいいので午後からホントに付けちゃおうかな?なんて思いながら帰った。 箱は確かにデカかった。後方から助手席にまで渡る。左サイドミラーがギリで見える感じだ。そして担当さん「マフラー付いたら見せてくださいね」と言ってた。

家で昼食後に何だかマフラー付けたくてウズウズしてきた。このテンションの時にやった方がいいだろう。 作業は午後1時に始めた。夕方までには終わらせたいものだ。もう柿本改の巨大なダンボール箱も開けて付属品のチェックもしてあるし、緩衝材もみんな取り出してスグに付けられるようにスタンバイした。

まずはバック駐車してリアタイヤに車止めをかける。もちろんサイドブレーキはかかっているけど。 そしてフロントをガレージジャッキで持ち上げる。水平に置いたコンクリにウマを置いてそこに車体を載せる。 更に高く上げるためにジャッキに角材のような物を当てて上げる。更にウマを高くする。

御覧のようなスタイルだ。まるでカバがあくびしているような状態だ。この下のブルーシートへ寝転がるスタイルだ。 LEDワークライトもあるので下から照らせる。

練習した甲斐があった。これがすべて初めてだと結構マゴつくと思う。 先日の硬かったボルトも外れたし、用意したトレーに必要な物を入れて一度に引っ張ってこれる。レンチとかシリコンスプレーとか5-56とかも。

でもあれだけ練習してもやっぱり間の抜けたところがあってあ、ヘッドライト忘れたとかゴーグルしてないや、まぁいいか。とか結局いいかげんになってしまうのだ。

しかし何より良かったのは自分の家の敷地内という事だ。前にある共有スペースでやってたら落ち着かない。 どこかへ出張していい場所でやったとしても忘れ物したり、トイレの心配とかいろいろ問題が起こる可能性があるのだ。

フロントのボルト外しまでは済んだ。スプリングつきのボルトだ。ゴムブッシュも外した。どうせ長い1本マフラーだからどこで区切るとか考えても仕方ない。

しかし中間のタイコ付近のゴムブッシュだけは残しておいた。これは後回しにした方がリアの作業がしやすいのではないかと思ったのだ。

次はリアの部分だ。外し方の説明書はない。ないって言うか、スズキのワゴンRマニュアルには書いてあるんだろうけどそんなの持ってない。 これからずーっとこのクルマをイジっていくのならマニュアルはあった方が便利と言えば便利だけど。専用工具とか持ってないし。

リアはゴムブッシュでステーから吊り下がってるけど、ゴムブッシュの上側の穴はボディにボルトで留めてあるのだ。 5-56をスプレーして本体のボルトを緩める。

柿本のマフラーはここのボルトを使って、リアの砲弾型タイコの部分を吊り下げるための専用金具を共留めし、その逆側にもう1つ強化ブッシュを付ける方式になっているようだ。

つまり純正ゴムブッシュもそのまま使うのでリアだけ2つのゴムブッシュで吊り下げる恰好になるらしい。純正だとここは細い管だから軽いので強度は要らないのだ。

説明書の通りに金具を取り付けたいのだが、図と説明を読んでもイマイチ意味が解らない。管理人のアタマのレベルの問題もあるかもしれないけど、アレは慣れだな。 途中で「はは〜ん」って理解した。

要はボディにある大きいの穴へ付属品の小さな板とボルトを先に差し込んでおき、 専用金具そっと入れて下からナットで留めなさいという意味らしい。理解するまでいろいろ試行錯誤した。 この金具はもう本締めしておく。 動画では1発で理解したみたいになってるが全然間違えて20分くらいロスしてる。

リアのゴムブッシュも外したので残るは中間で吊り下がってるだけだ。すぐに潜り純正マフラーを掴みながら中間のゴムブッシュを抜いて落ちる純正マフラーを受け止める。 (何か箱のような物を置くか、小さいジャッキを挟んでおくというやり方もあるそうだ。)

これでボディとマフラーは離れたのだが、リアにあるラテラルロッドだっけ?あれを超えないとクルマから抜けないのだ。 工場でリフトアップしてあれば楽勝なんだろうけど何しろ素人の家のガレージだ。

そこで先日の練習の成果を見せる場面だ。ボディ形状をよく見る。床下にトンネルのように凹んだ箇所がある。ガソリンタンクのそばだ。 あそこでタイコを回しながらマフラーをゆっくりクルマの進行方向へずらすと純正マフラーが知恵の輪のように抜けていくのだ。

フロント側に高いクリアランスを確保したからこそできる作業だ。ラテラルロッドが傷つくのでタオルを挟んで、その上をマフラーが滑るように作業した。 動画撮影してたのでこんな画像が残った。撮ってて良かった。

無事、純正マフラー外せました。やっぱり練習の感覚を覚えてるうちに早くやって成功だった。 これから社外マフラーを付けるのだが、取付けはフロントとリア2分割なので別々に落ち着いてやればいい。継ぎ目があるという事は排気漏れに注意が必要だ。ちょっと休憩だ。





やっぱ自宅の敷地内で良かった。こうして作業中のクルマをそのままにして休めるもんな。これ夏だったら完全に熱中症だよ。比較的汗っかきではない管理人でも大汗かく。 シャツの交換してきた。そして美味いコーヒーを飲む。もう見通しがついてきたので充実した気分だ。あとカメラのバッテリーも充電した。

でもいつまでも休んでる訳にはいかない。夜になると視界も悪いので作業リスクが上がるし、効率が悪い。 カメラの充電がある程度できたら再開しよう。


■柿本改のマフラー登場だ

さて、純正マフラー外したし、これからは柿本GTbox 06&Sマフラー取り付け作業である。御覧のように2つのピースで構成されている。ステンレスでピカピカだ。 2ピースでも1本が長いな。中間タイコには保護フィルムが貼ってある。これは作業でキズつけないよう下部半分くらいは剥がさず作業する。 リアの砲弾型タイコの先端はカールテールとなっており、特殊コーティング処理してあってちょっと美しい

フランジ部もしっかりしており、なおかつ軽量化されている。付属のガスケットを挟みボルト&ナットでこれをクルマの下で結合していくという訳だ。 インナーサイレンサーなしでも基準をパスしているが、別売で購入もできるそうだ。インナーサイレンサーの購入は実際の音を聞いてから考えよう

リア砲弾型タイコがあるのでここだけは純正ゴムブッシュに加えて、付属品の専用金具を車体に取り付け、そこへもう1つゴムブッシュを追加して補強するようになっている。

この車種のために作られたのかぁ・・・高い筈だ。と感心する。フロントパイプからの長いマトモなマフラー交換って初めてだ。 今までのクルマで注文してた車検対応リアマフラーってホントに最後のタイコの部分から先だけだったからね。そう考えたらディーラーで付ける車検対応ステンレスマフラーって凄い割高だなと思う。


■いよいよ交換作業だ

説明書によるとまずフロントマフラーから仮止めしていくそうだ。この辺はまだ純正と殆ど同じ作りだ。

フロントと中間のゴムブッシュをステーに引っ掛ける。純正を外した時のシリコンスプレーの効果が残っててやり易かった。しかし中間タイコがデカい。

元々付いていたスプリング付きのボルトを使って2箇所留める。この付近、狭いのでフロントパイプ側のネジ溝が溶接タイプだったので非常に助かった。締めていくだけだ。


フロントマフラーは中間のゴムブッシュにも吊り下げる。これでフロントマフラーの仮止めはできた。

この大きな中間タイコにより、中低速のトルクとレスポンス向上、そして効果的な消音を可能としたんだそうだ。(柿本レーシングのサイトより)

続いてリアマフラー部分を持ってくる。分割なので作業がやり易い。ラテラルロッドも難なく乗り越えて大まかな位置が決まり、リアの純正ゴムブッシュに吊り下げておく。

このリアのゴムブッシュを先に留めた方が傾斜しないのでやり易い。っていうか、そうしないとフロントとリアを繋ぐボルトが真っすぐに入っていかない事があるので注意が必要だ。 オレは最初、リアのゴムブッシュ付ける前にやろうとしてなかなかうまくいかなかった。もしかしたらネジ山を傷めたかもしれない・・・ちょっと心残りだ。 この辺まで来ると疲れてて思考能力も衰えるのだ。

先ほど付けたリアの専用金具とリアマフラーを付属品の強化ブッシュで吊り下げよう。

上のステーが専用金具から伸びたステーで、下側が砲弾タイコから伸びている。この2つをゴムブッシュで繋ぐ。

まだ仮止めなのでマフラーは落ち気味の状態だ。 ステーの先端と新しいゴムブッシュの穴にシリコンスプレーを噴射しておき、少し砲弾タイコを持ち上げるようにしてはめ込む。

強化ゴムブッシュをはめるのは意外と力が要る。これが済んだら組付けの仮止め作業終了だ。残すは位置決め・本締め作業だ。あと一息である。

フロントマフラーとフロントパイプをつなぐスプリング付きボルトを本締めする。練習の時に外れなかったのを思い出してしっかり留める。

続いてリアマフラーとフロントマフラーの接続だが、ここの本締めでマフラーの位置が完全に決まってしまうので何かと干渉してないかよく確認する。 今回は1本出しだから出口の角度などはそんなに気にしなくて良いが2本出しタイプの時には出口が傾いてないかをよく見ながら本締めする。

出来上がり!
 


このマフラーの場合、留める関係はこれで終了だ。おさらいすると、フロントボルト2本とゴムブッシュ1つ、付属品中間ボルト2本とゴムブッシュ1つ、リア専用金具とゴムブッシュ1つと強化ゴムブッシュ1つ。以上である。

あとは中間タイコの剥がしかけの保護フィルムを完全に剥がし、この状態でエンジンをかけて継ぎ目から排気漏れがないかチェックする。排気漏れがあるとは室内に排気ガスが充満したり、車検にパスしない等の問題があるのでしっかりやる。 午後1時からスタートしたこの作業、終わったのは夕方の4時過ぎであった。3時間くらいで付ける事が出来た。練習しておいて良かった。

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■作業を終えて

何もなかったリアバンパーのところに青く光る特殊加工のステンレスマフラーが顔を出している。かっこいい。音も気に入った。 アイドリング時に少し低音が響くようになった。2千回転も回してやれば心地よいサウンドが聞こえる。 近所迷惑なくらい爆音だったらインナーサイレンサーも考えたけどこれくらいなら許容範囲だろう(ってみんな付けた本人は思ってる)

それにしても準備がいかに大事かよく解った。今回は準備期間を設けたのではなく、自然に納車後1か月くらいはノーマル状態で乗ってみようという流れだったので、 勝手に準備期間ができたのだ。そこでいろんな動画を見たり、マフラーを切ったりしないタイプを探したり、作業場所の選定から工具の準備等いろいろできたので本当に良かったと思っている。 色々と買ったから工賃払った方が良かったのでは?という意見もありそうだが買ったものは今後も何かに役立つのでクルマいじりの道具が増えて良かったのだ。

デジカメで撮った動画を何とか繋げて編集して動画を作成した。約11分くらいにまとまった。 他の人のマフラー取り付け動画を参考にポイントを字幕で表示しましたので良かったらご覧ください。 (実際の排気音も聴けます)

マフラー取り付け動画 (アカウント:myguitar0005←オレの事)



いい歳こいてマフラー替える?っていう感じも否めないが、学生の頃からモータースポーツ大が好きでその頃の友人が カローラレビン(AE86)のマフラー交換していい音させてたのに憧れていた反動なのだ。だからカローラセダンやデミオなんかでも 購入時にスポーツマフラーがオプションで選べるとなると無条件で注文してきた。しかしさすがにこのハイブリッド車の時代にマフラー替えるとか矛盾 してると思ってた。しかし付けられるのなら付けたくなるのが人情だ。それでこんな大騒ぎになったのである。

この記事を参考にして行った作業に関して当方は一切の責任を持ちません。自己責任でお願いします。

2019/01/31 更新