フレア バンパー修理

何事も経験なので自分でやってみる


2023/5/24

■4年も乗ってるとバンパーも凹むよ

言い訳っぽくてアレだけど4年もクルマに乗ってると軽自動車みたいな取り回しのいいクルマでも何かしらバンパーを擦っている。 単に注意力不足なのかもしれないけどガレージに門扉を付けた時には慣れないバックの仕方で軽く擦った事もあるし。 その時は見た目に大した事なかったのでタッチペンで誤魔化してた。

しかし別の日に病へ行く途中、コインパーキングにバックで侵入していき、ミラーに映らない低い杭にフロントバンパーをメリメリーッとぶつけてしまったのだ。

画像でもお判りいただけるがこれはちょっとヒドい。なのでちゃんと修理することになった。

今回はこのフロントバンパーを変形させてしまう程やらかしたのでディーラーで時期がたまたま点検という事もあり、バンパーのネジを一部分緩めて ハメ直しだけやってもらい、あとの処理は自分でやる事にした。





■凹みだけでも直してからディーラーへ

上記にもあるが、時期がたまたま明後日ディーラーで点検という日だった。なので付け直しはプロにお任せしよう。 それよりこのベッコリ凹んだ部分を応急処置したい。ツイッターに上げたら知り合いが「内側から押せば直るよ」と教えてくれた。

なるほど!と思いタイヤハウスの内張りを一時外して、バンパー内側から角材を挿しこんでテコの原理でコジったら元通りの形に復元できた。少しヨレがあるけど。

後で知ったが、お湯をかけたりドライヤーで熱するとか樹脂製バンパーの戻し方は色々あるらしい。 ツイッターで教えてくれたり、自分でネットで検索してたらたくさん出てきた。こんな方法ぜんぜん知らなかった。

凹みが直っただけで見た目が全然違う。このままでもいいくらいだ。



あとは黒い傷だけだ。この状態でディーラーでの点検に持ち込んで訳を話し、 バンパー交換はしたくないので取り敢えず建て付けがおかしいところだけ見直してもらえないか頼んだ。

点検が終わり、バンパーを見たらツメが噛み合ってない部分が手直ししてあった。助かる!あとはボディも歪んでいるので完全には元通りに出来なかったという。 もうこれで十分だ。おまけにコンパウンドで磨いてかなり傷も落としてくれた。めちゃくちゃキレイになってるじゃないか!これこそこのままでもちょっと汚れてるくらいにも見えなくない。

そしてなんとこの作業タダでやってくれた。外して付け直しではなく部分的に緩めてツメをはめ込んだだけなのでという事らしい。 いずれにしてもありがとうディーラーさん、てっきり作業料とられると思ってた


■調べたらいろんな物が必要だった

まずは樹脂のバンパーの補修をしよう。YOUTUBEで見るといいっぱい動画が上がってる。簡単ではなさそうだ。 家にあるのはサンドペーパー各種とウエスとマスキングテープとコンパウンドくらいだ。

今回必要なのは上記以外では、「脱脂スプレー」「バンパー傷用パテ」「プラサフ」「塗料スプレー」「クリア」「ぼかし剤」「コンパウンド(粗目・細目・艶出し)」などである。 これ全部買うと結局6〜7千円くらいする。ちょっとケチ根性で、脱脂スプレーはパーツクリーナーで代用、ぼかし剤も買わなかった。塗料はスプレー缶買わずタッチペンにガス缶付けたらスプレーになるやつ買った。

マツダのフレアだけど、色はスズキワゴンRのピュアホワイトパールのタッチペンだ。でもスプレー1缶買っても良かったかな?後バンパーもついでに直そうと思ってるので。


■補修作業だ

キズを一旦研磨してから塗装するので指定のサンドペーパーで削った。その部分は凹むのでパテで埋めて、 そこをまたサンドペーパーで平らにするという作業を行う。

実際にはもうマスキングしてこの作業を行った。クルマをガレージの前に出して折りたたみ椅子を用意し、バケツに水を汲んで濡らしながら1500番とかのサンドペーパーで研磨する。

1回じゃ全ての作業を終える事はできないので何回も同じところでマスキングしたりして近所の目もあってイヤなものだが気にしないで行こう。騒音を立ててる訳じゃないし。





パテが乾燥したら研磨して時々手で触ってみて違和感がなくなったら塗装の準備OKだ。

順序はプラサフ(プライマリー+サフェーサー)をスプレーして塗装の食い付きをよくする。これが大事らしい。

乾いたらいよいよ塗料のスプレーだ。最初は少しの部分なので既に持ってるタッチペンに取り付けるスプレーで足りると思ったが大間違いであった。 スプレー塗装は薄く重ね塗りをするのである。5〜6回は塗る必要がある。なので途中でスプレー塗料を買い足したりした。

クルマは日焼けをするので一部分だけを塗装すると新しい色と日焼け色との境目が出てしまうので広くぼやかすように塗るのがコツらしい。 この辺で気づいたのだが、クルマの塗装ってそんなに甘いものじゃなかった・・・

塗料が乾いたらクリアスプレーをして乾燥させ、コンパウンド3種類でだんだん細かい目にして磨き上げる。コレもかなりしんどい作業であった


バンパー補修、一応できた!(という事にしよう)
素人なのでこのくらいでヨシとする。写真だとキレイに見える




■作業を終えて

最初の方にも書いたけど、浅い擦りキズはコンパウンドで磨くかタッチペンで誤魔化してきたので、 ちゃんとしたパテ埋めからの塗装作業は殆どやった事がなかった。

昔乗ってたクルマでもマスキングを近くにやり過ぎて塗装部分と元の部分がクッキリしてしまった事がある。 あの頃にはネットもなかったのでどうしたらいいのかも分からずそのまま乗ってたものだ。

その後、他のクルマでもベッコリやっちまった時にはプロに板金塗装をお任せしてたのでノウハウがなかった。 なので今回YOUTUBEでスプレー缶でキズ補修から塗装までの流れを知れてよかった。かなり難しいものだ。



この記事を参考にして行った作業に関して当方は一切の責任を持ちません。自己責任でお願いします。

2023/07/11 更新