面格子を修理する


うちの面格子、一度も交換していない。アルミなので錆びないだろうと安心してた
しかし長い事暮らしているとだんだん腐食というか劣化してくる。格子自体は無事でも
取り付け部分が傷んでグラグラしてきた箇所がある。防犯の意味でも直したい

2016/09/06

■ 業者に頼むと4〜5万円もするの?

プロに頼むと新しくするのに出費はどのくらいだろう? 以前、玄関ドアをリフォームしてもらった業者のサイトを調べてみた。そしたら1枚4〜5万円もする。 そんなにするのか面格子って。甘く見てた。じゃあ少し頑張って自分で直そう。なんだかマドミランも劣化してて恰好悪いな

たしか1回自分で修理した事ある。風呂場の面格子で、壁から金具が出ており、そこへ家の中からアルミ格子をネジ留めするのだが、 格子の内部にネジの受け部品がある。コレが錆びたり劣化してグラついて外れそうになるといった状態だった。

取りあえずその時は自分で鉄板を切って受け板を作り、そこへボルト&ナットで狭いところへ指を突っ込んで固定し直したんだった。 でも鉄なのでそのうち錆びると覚悟していた。そしたら今度は風呂場ではなく洗面所の面格子がハズレかかっている。

本当は今のネジを全部外して8本取り替えるのが正しいのだろうが、コレの専用部品とか入手方法が解らない。 なので太いネジにして1枚につき4か所留める事にした。

家の中側から見たところ(汚くて申し訳ない)。ネジ穴が丸見えで黒のケーブルタイで応急処置がしてあるだけだ。 (白いケーブルタイはマドミランを留めるための物である)

上側も同様でケーブルタイで留めてあった。誰がやったのか知らんがネジ受け側の部品がどうにもならないのだろう。

手で触ってみたら格子がグラグラする。そして格子の横向きの棒の内部に錆びてボロボロになった物があるのが解った。

ちょっと面倒だけど、ここへ金属製の3センチ四方くらいの板を用意してネジ穴を開けるか、タッピングでグリグリ締め付けるような修理をしないとダメだな


■ ホームセンターへ行ってみよう

ホームセンターのシマホに行った。アルミ板も売ってるし、ステンレスネジももちろんある。最初はバラで小さいネジを選んで買おうと思った。 選んでトレーに入れて価格を自分で書いてレジに持って行く方式なのでかなり時間かかった。 しかしステンレスのボルトナットのいいサイズがなかなか見つからない。

だんだん面倒になってきた。でも何か見つけて買わないと。

そこでちょっと売場を歩いてみた。蝶番の売り場、取手の売り場、キャスターの売り場、網戸の戸車の売り場などをウロつく。

そしたらなんと、戸車とキャスターのあたりにいい部品を見つけた。 残念ならがステンレスではないけど、こんな部品があった。キャスターの台座とかかな?

 コレいいじゃん!

コレが本来何をするための部品なのかも解らず偶然に見つけた部品だ。それもサイズが何段階かあっていろいろ選べる。

板付きナット(アジャスト用)M6 ピッチ1.0 推奨ネジ太さ4mm シマホで購入

これなら板にナットが固定されているので、あとはコレに合うステンレスの4mmネジを買えばパーツ2つで1箇所修理できる。 ステンレスネジは簡単に見つかった。この板を面格子の隙間へ斜めに差し込めば受けの部分が準備OKだ。


つまりやろうとしてる事はこんな感じ(横から見た図)

板を斜めにしてコの字の部分の中に挿し込み、指で板をしっかり押さえて穴の位置を合わせてネジを締める。

板とナットが別々だとかなり指先の器用さが要るのでこの部品が非常に便利なのだ

既存の板というか当て物がサビサビになっているのでコレを取り外さないとな。ネジも錆びついてるだろうし



■ さて取付け作業だ

まずは板金具がハマるかどうか入れてみよう。 この部品の入れ方は引き戸なんかと同じで上から斜めに入れて下におろす感じだ。

ちゃんと入った。買う時に一応メジャーで測ったからね。部品の名前は上記にあるように板付きナット

最初に仮止めのケーブルタイをカットする。右側は上下ともに固定されているのでこのまま付け替え出来そうだ。 それからネジ穴の径が違うので少しだけ穴を大きくしないとならない。

電ドラで少しドリルを回してグリグリやる。ネジが通った。あとは留めるだけだ。 格子自体の重さがあるので少し持ち上げないと穴が合わない。だんだん腕が疲れて苦労した。


結局留めるのは普通のドライバーだった。電ドラはドリルとして使用したのでそれはそれで役に立ったからよし。

あんまり強く締め付けると格子が古いので適当な強さでやめておいた。 この作業を4か所やれば良いのだが、今回は右側の金具はまだしっかりしてるので左の上下だけやり直した。

でも直し方が判ったので今後安心だ。今まで自作で板を切り抜いて穴あけして大変だったから。板付きナット様々だ。
こちらもステンレスだったら文句なかったのだが。




今回のDIYは方法は違うけど以前にもやった事があって、当時はネットなどやってなかったため何も記録が残ってない。 せっかくだから写真と使用部材などの資料を残すことにした。 また、直し方が解ってしまえば簡単なので、もし安く自分で修理するか買い替えか迷ってる方がおられたら参考になれば良いかなと思ってます。 最近の面格子はひし形のクロスタイプになっている物が主流らしい。防犯的には最新の方が当然良いそうなので防犯を第一に考えるなら DIYなんかしないで新しい面格子を施工してもらう事をお勧めします。

2018/02/06更新