玄関ドアの塗装

キッチンの勝手口はリフォームしたが、家のメインの出入口である玄関をリフォームしていない
聞くところによると玄関全体を枠から一式リフォームすると、とんでもない額がかかるらしい
なので、古い木製のドアだけど自分でできそうなペンキ塗りくらいはしてみようと思った

2010/11/14

■ ドアの横の飾り部分から

ウチの玄関扉は古いもので、もちろん両開きなんかではなく、木でできた重たい片開きドアだ。

片開きなので、ドアのない側は固定で「くもりガラス」がはめ込んであり、ここが明かり取りになっている。 そこには飾り模様のようなアルミのパネルがネジ止めしてある。 扉の上部も明かり取りの強化ガラスだ。

ドアの前にアルミパネルをキレイにしよう。ネジを外して取り外す。かなり汚い。 せっかくパネルを外したのでガラスもキレイに拭いた。

パネルは一部、黒いペンキが塗ってあるがそこが白っぽく見苦しいので塗り重ねる事にした。 今回はこげ茶色の塗料を塗る。枠組みの非塗装面も白くなってしまっているけどそこは直さない。 同時にこげ茶の塗料でドアの枠から玄関まわり一帯を形成している木枠もすべてに塗る。


■ 玄関ドアの塗装

ドアは以前、塗装屋さんに塗ってもらったのだが、もう年数が経ってこれも全体的に日焼けというか、劣化というか、白っぽくなっている。 濡れ雑巾なんかで拭いても全然キレイにならない。

それに、なんだか赤茶色でちょっとヘンな色だ。もう少し濃い茶色の方が落ち着いててイイと思う(好みの問題だけど)

ドアの内側は入居した当時の木目の色で、ニスの上塗りしてもらっているようだ。 でもドアの外側ってプロが塗装しても簡単に劣化してしまう物なんだと思い知る。 今はアルミドアが主流だからね。

またプロに塗ってもらってもいいのだが、いつものように自分でできる範囲はDIYでやろうということで、 自分で塗る事にした。

使う塗料は屋外用の水性塗料で、マロンブラウン色にした。 塗ってみるまで本当の色はわからないけど、売場で木に塗ってあった見本を見る限り、 まあ無難なのではないかという事で選んだのがこの「マロンブラウン」だ。

すぐ塗れたら楽なのだが下準備が要る。こちらの方が時間がかかる。




■ 塗装前の準備

古い塗料をある程度剥がしてから塗らないと、このまま塗ってもスグに剥げてしまうのでサンドペーパーをかけてやる。

しかし、玄関扉というのは思った以上に彫刻模様みたいなのが入っていて、細かいところがかなりヤスリをかけにくい。
なかなか作業が捗らないので何日かに分けて少しづつやっていく事にした。

玄関なので表を通る人から丸見えだ。なのでできたら早くやりたいんだけど・・・

下地の白い色が見えてきた。だんだん後半の方になってウマくなる

もういつでも塗れるので玄関ポーチの部分に養生テープを貼る。切って貼るとビロ〜ンと広がる便利な養生シートだ。



■ やっと塗り始める

水性塗料を塗り始める。ハケは4〜5センチ幅の普通のハケで十分だ。 たぶん塗るのはカンタンに終わる筈だ。

しかし、サンドペーパーをかけた時に難しかった四角い模様の隅っこの部分があるので、 そこはハケの先端についた塗料を馴染ませて埋めるような感じで塗っていった。決して塗料を付けすぎず。

使用した塗料は「アトムハウスペイント」のオールマイティーNeoという塗料。 水性多用途なので木・鉄・コンクリ・トタン・スレートなど、なんでも使えるやつ。

薄めずに塗るように書いてあるので原液のまま塗る。1回塗りでOKらしいのだが下地が透けるので2回塗りをしておいた。


■ できた

塗りたてだから綺麗というのもあるがマロンブラウン大正解だった。前より全然落ち着いてる。 ちょっと板チョコを思い出した。光沢のあるタイプでよかった。開け閉めする時に光が弱く反射する感じも悪くない。

今回は地面の養生はしたけど、他の部分はマスキングなしでイケた。特に難しい部分がなかったので。

しいて言えば「のぞき窓」の穴周辺とドアの取っ手まわりと、ドア側面の鍵のまわりくらいだった。 でもゆっくり丁寧にやったら問題なかった。

写真では解りにくいけど、表面のざらつき感が所々違う。これはサンドペーパーがけの時に 仕上げ用のキメの細かいヤツで丁寧にやらなかったためだ。ちょっと乱暴だったかな・・・

この塗料の場合「1回塗り用」のため、かなり粘性があるので、ハケを塗料に浸けるとべったりついてしまう。 このまま塗ると、塗料のかたまりを伸ばすような塗り方になってしまうので、一旦ハケ2/3くらいに染ませてから、 面倒でも毎回缶のヘリで軽くシゴいてやるといい。必要な分だけ塗料が塗れるので、はみ出さないし、タレる心配もない。

新しく塗りあがったので残りの部分が汚いのが目立ってしまう。(これはいつもの事) ドアノブの緑青などはあとでキレイに落とすようにしよう

ドア横の飾り模様の部分も一応塗ったので、なんとか見られる状態だ。木枠全部の塗装を含めるとかなりの日数かかった。 じつはこの内側のドア枠などの一帯部分は別の時に、すべてアイボリー色で統一して塗ったのであった。

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2015/08/16更新