ガレージの地面をコンクリートに


地面がほとんど土なのでコンクリートを打つ

2019/1/30

■ クルマの錆の原因にもなっていたかも?

我が家のガレージ、(またはカーポートとか車庫とか言いますが)地面がタイヤの通り道だけ2本細いコンクリートで出来ており、残りの部分は芝生であった。 一見格好いいのだが、クルマに良くない気がしてきた。

当時の画像がないので絵を描くと、何十年前の入居時はこんな感じであった。中央部は何かのマンホール。

入居当時はクルマも所有しておらず、カーポートの事は意識していなかったのでこの家を選んだのだろう。他の物件では車庫が全てコンクリの家もたくさんあった。

屋根もなく芝に日光が当たっていた。これだけの土地が用もなく遊んでいたのである。 そして絵では判らないがこのガレージ傾斜している。道路から庭の高さまで登り坂になっているのだ。

やがてクルマを買い、当然このカーポートを使うようになった。雨ざらしは困るので屋根なんかも付けてもらった。 もう今の屋根で2代目の屋根だ。しかし普段ここにクルマが置いてあると芝生は当然枯れる事になる。

何が困るかというとクルマの床下に湿気がこもり錆びやすい事、そして隣家との境には雑草がボーボーに生えるので抜いてやらないとならない。 長年クルマ床下の錆の原因のひとつだった事は気づかなかった。海が近いので錆は仕方ないと考えてたのだ。 せめて地面から上がってくる水蒸気くらいカットしたい。

そういえば当時トナリは同じタイプのガレージだったが、中央部の芝生をやめてコンクリにしてたのを思い出した。 クルマを持たないウチには何故コンクリで埋めたのか解らなかった。今思えば多分そういう事だな? 樹脂のシートを敷くなんていう方法もあるそうだが、耐久性の問題もあるし傾斜面に敷物では不安だ。


■ 土部分を全部コンクリート化しよう

クルマに乗るようになってこのカーポートに30年くらい置き続けてきた訳だが、この間クルマは何台も買い替えている。 床下の錆などは下取り時の査定にも影響した事だろう。今更ではあるが湿気が上がってくるのを防ぎたい。 なので土の部分をコンクリ―トで埋めたいと思った。

これが2019年のリアル着工前のガレージの様子。中央付近だけ少し掘ってしまったけど。あまり掘ると毎日のクルマ出し入れに支障をきたすので深さ2cmほど試しに掘ってみた。 画像手前の薄茶色部分はコケである。

コンクリート施工はなるべく早く終わらせないとクルマを何日も外へ駐車する事になってしまう。24時間で硬化するが4日くらいはクルマは置けないそうだ。

このガレージ間口が狭いのだ。片方は屋根の柱。もう一方はコンクリ塀だ。なので斜めに侵入してガレージ内でハンドル切るような入れ方をしないとならない。

おまけに父が自転車に乗ってた頃は、通り道を空けておかないと不便だという事で面倒くさかった。前進でも後退でも初見では難しい車庫だ。 初心者の頃には車体を擦った事もある。坂道でもある訳だから厄介だ。 今はもう寸法が頭に入ってるので問題ないけど。ましてや軽自動車なので幅も気になしくて良くなった。



施工の話に戻るが、穴掘って準備して生コン車で業者にコンクリ流してもらえば1日で埋まるだろうけど、管理人はDIYでやるので何日にも分けてコンクリ打ちして行かねばならないだろう。 セメント扱うの初めてではないが、このガレージの構造上タイヤが通過しない左側の部分でコンクリ打ちの練習してみよう。隣家との境目だ。夏は雑草が茂る場所でもある。

それともう1つ、今までに他のDIYで何度かセメントを買って余らせて硬化してしまい岩みたいになった物体があるのだ。 これをどう処分したらいいか困ってた。 この塊は砕いて地面に埋めてしまいたい。処分になるし同時にセメントの量も少なくて済む。あと強度も上がるのではないかと素人の管理人は思う。有効利用だ

スコップで深さ10cmくらい掘る。出てきた土は庭の畑部分や隣家との境でウチの方が低い部分に撒こう。小石は勝手口の通路に移動だな。あそこ地面が低いのだ。

セメントが隣家へ流れていかないように木の板を当てる。砕いた昔のセメントの塊を配置してみた。高さを超えないように気を付けながら。

下に敷かれてる砂利はできるだけ昔のセメントをトンカチで砕いて砂利にしたもの。もう硬化する力があるのかどうかも不明だ。

とりあえず準備はこんな感じでいいだろう。イメージはできた。試しにセメントを1袋だけ買ってココへ流し込んでみよう。 砕いたセメントの隙間に流し込みたいのでセメントの硬さは緩めがいいかな?加減がわかんないけど

ホームセンターシマホへ行ってセメント袋を買う。25kgで398円だった。安いな。と、それだけ買ってきた。そしたらコンクリートを作るには砂とか砂利を混ぜるんだった。 もう1回買いに行く。中目の砂っていうのを買った。砂利も買った方が良かったのかな?今まで水だけ混ぜればOKというインスタントセメントとかで小さい面積しかやった事ないので。

とにかく練習の準備はできた。舟とかコテは前に使ったのを持ってる。いずれは全体をならす事になると大き目のコテも必要だろう。 見よう見真似だけどセメント塗るの大好きだ。

よくテレビ朝日のビフォーアフターでベタ基礎を作るのに生コンクリートを職人さんがまっ平らにならしてるのを見ると自分もやりたくなる。

当然あんな風に鏡面仕上げみたいに綺麗にはできないけど舟でセメントと砂を練ってやってみた。


こんな感じである。隣家が後から建て直したため地面の高さが違うのだ。その分、土が斜めになって格好悪いけど。 ちなみにセメントと砂を混ぜて硬化させるのをモルタルと呼ぶらしい。レンガの接着や下地・目地等の目的にに使われるものだ。

セメントに砂と砂利を混ぜた物の事をコンクリートと呼ぶらしい 練ったコンクリートを枠型に流し込む事を「打設(だせつ)」と呼ぶそうだ。だからコンクリを「打つ」って言うんだな。

今までのコンクリと密着するのだろうか?動画サイトでも行って調べてきた方がいいかな?

たしかレンガ積みの時はレンガに水分を吸われるので先に水に浸けておいて水分を含ませるんだったよな。 ウチのガレージのコンクリ部分も水分要るのかな?けっこう土で水分含んでるけどな。

ま、それも含めてこれは練習だ。最近はDIY本作業に入る前に練習するようになった。 クルマのマフラー交換作業なんかでも練習はとても効果的だったし、これも楽しいものだ。失敗しても練習なので気楽だ。

あと目印となる糸も張った方が良さそうだな。レンガ積みじゃないけど傾斜したガレージなので今回打つコンクリも同じように傾斜しないと不格好になる。 ちなみにこの次の日から雨になってしまい、作業が出来なかった。車庫の屋根はあるけど端の方は風で雨が侵入してくる。それに寒いし。 ここがどうなるか様子を見よう。


晴れたので様子を見てみた。固まってる!よしよし。ちょっとヒビもあったけど修正すればいい。続きを埋めた。

舟でコンクリをあんまり沢山作ると重くて混ぜにくいから小刻みに作っては埋め作っては埋めの繰り返し。疲れる。 そうこう言ってるうちに今まで物置で固まって岩になってたセメントの塊はみんな地中に埋める事が出来た。これは良かった。

今コンクリを打ってるところはクルマのタイヤが通らない位置だからいいけど、中央部のあたりはクルマの出し入れする時に少しタイヤが通るので強度が要るだろうな。

強度を出すため中央部はワイヤーメッシュ要るかな。ネット情報によると深さ20cm掘り、10cmは地面を固めて、その上にメッシュを浮かせて敷きコンクリを流し込むらしい。 結構な重労働だ。ネコ車とか必要らしい。でしょうねぇ。そんなの持ってないわー。舟と小さいコテとシャベルとスコップくらいしか持ってない。

後日シマホでまたセメントと砂と砂利と大き目のコテも買ってきた。まーDIYだしマイペースでやるか。それにしても深さ20cmかぁ。 かなりの土が出るぞ。そういえば豪雨が降ると我が家の庭は、うっすら水溜まりができるくらい低いのだ。2方向の隣家が家を建て直す時に盛り土するからだ。 もう一方の隣家との境目付近にもどんどん土を撒いてウチの庭も高くしよう。そういう意味ではちょうど良かった。


何だかんだで4〜5日に分けて端でのテストが済んだ。砂利もかなり混ぜて地面を固めて流し込んでみた。

途中からモルタルではなくコンクリだ。とりあえず元からのタイヤ通り道のコンクリと同じ位置まで伸ばした。

それにしてもコンクリを練る労働に対して距離がなかなか進まなかった。けっこう重労働。 かと言って一度に沢山作るとその分混ぜるのが重たくてしんどかった。

やっぱり混ぜるのが大変なので少しづつ練る事にした。最初に固めた部分は凹みがあるのでモルタルを継ぎ足し修正した。

そしてDIYあるあるの終わり頃にだんだん上手くなってきて端部分はコンクリ打設終了する事ができた。 これだけでも違う。草抜きをしなくて良くなった。おトナリは「?」という感じでこちらの様子を伺っている。 見れば分かるだろう、気にしない。別に隣家へはみ出してる訳じゃないので。


■ 最終的にどうしたいのか

ここまで超下手クソなコンクリ打ちの画像ばっかりだったので、ここら辺でだいたい完成形はどんな様子を考えているのかという話に移ろう。

この画像のように斜線の部分をセメントで埋めてしまいたいのだ。で、左側は練習と雑草防止という意味で済んだ。 中央部はクルマの床下に湿気がこもらないようにするのと、上をタイヤが通過しても大丈夫なように補強してやる予定だ。

そして右側はまだ決めていない。今は斜めの土手だけどここも結構風化してきた。雨の日なんか滑る事もある。 出来たらコンクリの方が良いのかもしれないが。あんまり無理に平らにして庭木に影響しないか?とか問題があるのだ。 幅15cmくらいで真っすぐ左端と同じような施工くらいしてもいいかもしれないな。わかんないけど。

クワで掘っていると当たる物がある。なんかの管だったらヤバいので慎重に様子をみると向こうの木の根だ。かなり太い。 仕方ないから周りをもっと掘ってノコで切断した。放っておいてもいいのかもしれないけど生物なので成長してコンクリが割れたりしないか心配なのだ。

意外に木の根っこってチカラあるから侮れない。この作業でだいぶ時間がかかってしまい疲労もしてしまった。

この画像の場所以外にも2箇所くらい根っこが周ってきてる部分があり無駄な時間をかける事になった。これもDIY名物「予期せぬトラブル」だ。


■ 中央部に打設する(これがメイン)

また勉強のためにYouTubeでいろいろ見たら、やっぱりコンクリに強度を出すために皆さんワイヤーメッシュと結束線とサイコロは使っている。ホームセンターシマホでメッシュとサイコロ買ってきた。 メッシュはフレアにギリギリ積めた。新車なのにメッシュで車内を地味に傷めてしまった。結束線は針金でいいや。

早速メッシュを地面に置いて様子をみる。マンホールがあるからディスクグラインダーでいい形にカットした。 うまい事切れて3つのパーツに分断したのでテキトーな針金で留めた。 まだ本作業ではないけど見当を付けた。あとサイコロも買ったので本番で忘れずにメッシュを浮かそう。

クルマのような重い物を乗せられるまで硬化するには4日くらい必要という話なので、近所にクルマを4日も置きっ放しはマズいから、車体を半分だけ車庫に入れた状態で待つとか工夫が要りそうだ。

20cm掘る必要があるのだが実は端のコンクリテストが乾くまでの間、中央部も掘り進めていて毎日クルマ出し入れのために土を戻して平らにしていたのだ。 なので中央部は半分くらい準備が整っている。

ではその土を移動しよう。もう小石なんかも取り除いてあるので簡単に掘れる。あとは先日シマホで買ってきたサイコロを使って 少しワイヤーメッシュが浮く感じにしておき、そこへコンクリを流し入れて隙間なく突っついて上部をならすだけだ。

中央部は広いので当然1日の作業では済まない。なので半分くらいやってみた。サイコロを少し土に埋め込むような形になった。

砂利も他人様の動画を見ると結構大きい粒を使ってるようなので大粒砂利を買った。セメントと砂と大粒砂利を混ぜる。 なるほど、動画で見たようなコンクリの元ができたので流して少しだけ固めてみた。

混合比率は セメント1:砂2:砂利2 くらい

しかしちょっと浅い感がいなめない。土をもう少し移動しておけば良かった。 たまに作業してて脳が疲れていい加減な事をやってしまう事がある。ここ一番大事なところじゃないか!

もう一部分固めてしまったのでメッシュは動かないので角材にトンカチで叩いて地面を押し固めて深くした。

この作業はメッシュを敷く前にしっかりやらなければダメだった。プロも地べたを固める機械でバンバン固めてるもんな。 中央部はあと半分くらいのあるので残りはちゃんとやろう。

ちなみにメッシュの針金は一旦ほどいて分けてある。これも毎日の車庫入れのためである。 車庫の機能を残しながらの同時進行なので面倒だけど仕方ない。


コンクリを流し込んでメッシュの下にもまんべんなく砂利が行きわたるように突っつく。そして表面をコテで撫でる。疲れる。 そして何とか右の画像くらいまでは打設完了だ。あと4倍くらいある。

ツギハギだらけで格好悪い。それにひび割れも心配だ。 毎日作業しているがなかなか進まない。地面を叩いたり舟でセメント混ぜたりすくい取ったりする音もだんだん近所迷惑な気がする程だ。

あとセメント・砂・砂利もどのくらい追加で買うか迷う所なのだ。また余らせて物置の中で岩になるのもイヤだから。 なので小分けに買っている。砂や砂利は余ったら庭のどこかに使えるけど。


やっぱり一度になるべく大量のコンクリを練って流してまとめてコテでならすのが理想的だけどどうするかな?硬化を待つ時にクルマはどの位置に持ってくるか? やっぱり上半分が済んだら下の方に停めて、下半分に取り掛かったらコンクリが乾いてない箇所を慎重に避けて停めるとかするか。

マンホールを避ける小さいメッシュ1枚分は細いので早くできそうだ。あとは下部の大きなメッシュ1枚分だ。 また土を大量に移動して庭のあっちこっちに撒いて、メッシュは針金で結束してコンクリを流し込めば殆ど終わる。しかし面積がまだまだある

本当なら2〜3日で終わらせてしまいたい作業だけどなにしろ体力なくて進まない。 とりあえず日曜日は休んだ。もう筋肉痛も当たり前だ。


作業は日曜に休んだけど月・火と2日で頑張った結果ここまで打てた。 3枚に分割したワイヤーメッシュだけと、ここからは最後の1枚なので一気にやりたかった。 地面を覆ってた土をどかし、メッシュを針金で留めてサイコロの上に置いた。

もうこの辺までくると要領も良くなって、折りたたみ椅子に座りながら小型スコップで何でも手が届く位置に配置する。 セメント袋、砂袋、砂利、舟、バケツの水といった具合だ。

しかし砂と大きい砂利が足りなくなったのでシマホへ買い足しに行く。小分けに買ってるからもう店のおばちゃんに覚えられそうだ。

もし今日で打設が終わったら1晩くらいクルマを外に置こうかと思ったが、 もう何日も作業中に人ん家の前にクルマを置かせてもらってるので、この上夜中まで外に置きっ放しは流石に文句言われそうなのでやめた。

結局どこにクルマ置いたかというと、新しいコンクリをまたぐように気を付けてこのガレージ内に停めた。 なんかセメントの水分が床下にこもりそうでイヤだけど仕方ない。 ま、朝ちょっと下回りに高圧の水かけてその辺を走って乾かして来よう。



2019年2月13日、やっと全部コンクリ打ち完了した。とりあえず全面打設終了だけどあんまり満足はしていない。まだ不格好な所がたくさんあるので手直しが必要だ。 そういえば結局糸を張らなかったな・・・忘れてた

右の画像は打ちたての状態なのでまだ手前が湿っている。何回に分けたか忘れたけど色がまだらだ。これもそのうちに揃うかな。 各所セメント練った時の濃度の違いか?直るか?

まだ生のコンクリートから水分が上がりそうなのでできるだけココにクルマを入れたくない。買い物に出かけて時間を潰した。

一番最初に着工したのは左の部分だけど大粒砂利を入れなかったので少し様子が違う。で今見ると少し凹んでいる。 まだセメントは残っているので平らになるように修正しよう。でもすぐにはやりたくない。もう近所に「あいつ毎日やってんなー」状態なので。皆が忘れた頃にパパッと直そう。

何だかんだで休んだ日もあるので15日間だから半月かかった。でも動画でいろいろ勉強してためになった。 手練りというのは限度がある。DIYでも小型ミキサーか電動の攪拌機でも持っていればラクだっただろう。 ミキサーは高いし手入れも大変そうだけど撹拌機ぐらいならヤフオクなんかで安く売っている。


こちらが翌日の様子。一番手前の施工部分も乾いた感じが解る。色は全体的に馴染んだかな?元のコンクリ部分が茶色いのは土が詰まっているのとコケも多少あるので掃除しよう。

しかし色はともかく一番問題なのは強度だ。この中央部をタイヤが通る時にひび割れたりしないか、そちらが心配だ。

古いコンクリと新しいコンクリの隙間はどうなってるんだろう? まだ解らないけど目的は地面から水分が上がってこないように施工した訳だから、場合によってはシール剤とかで埋めた方が良いのかな?




後日、元からあったコンクリ部分をデッキブラシと水で掃除してみたら、キレイになったはイイけど流した水が溜まる部分が出てきた。 やっぱり施工の甘さがある。糸も張らないでやったし。

これはゆっくり放っておくと一番クルマに悪い状況になるので残ったセメントで埋める事にした。砂とか混ぜないやつで。(砂もう無いし)

クルマは置いたまま作業できる左端部分だったので、クルマをなるべく右へ寄せて舟をフェンスの前に持ち込んでペタペタと平らにした。 あと1箇所、中央部にも水溜まり部分があったのでそっちは後日クルマを外に置いてセメントで埋めるようにしよう。


そして次の日。クルマを外に置いて中央部を手直しする。

わざと水を流し、どこに水が貯まるかよく見てそこを重点的にセメントで埋めた。

コンクリにも水分が残ってた方が馴染むのでその方が都合が良いのだ。しかしちょっとシャバシャバし過ぎてコテが使いにくく難しかった。

時間が経つにつれて水が引いていき、だんだん均しやすくなってきた。コテの先端を使ってたつもりが、コテの後方に付いたセメントが 枠の外に垂れてやりにくかった。

この辺りはちょうど砂が少し足りなくて薄くなってしまった箇所である。コンクリの塊を砕いて上げ底したんだった。 やっぱり下地の材質や処理方法によって凹みができてしまったりするものなんだな。難しい。


■ 作業を終えて

ここ20年くらい前進駐車してるので管理人は勿論、年老いた両親も乗り降りするのが右側なんだけど、そうすると足元に土の部分が多い。滑る元だし、土で車内も汚れる。 右側にもコンクリ打った方がいいかな?まだ決めかねている。バック駐車もできるけど、お隣とあまり遭いたくないものでやっぱ今のところは前進駐車だ。 思い切り左寄り(柱寄り)に停める習慣にすればコンクリ部分から乗り降りできるな。

ところで作業に使った物、価格など詳細を載せたかったのだけど、今回は足りなかったらホームセンターシマホで補充するという買い方でチマチマと 追加購入してたら何をどれだけ買ったのか解らなくなってしまった。なのであくまで概算という形で紹介します。テキトーな性格丸出しでみっともない・・・

■購入した物セメント25kgx3袋約1,300円 (余らせてしまった)
 砂  20kgx4〜5袋約1,200円 
 砂利 20kgx5〜6袋約1,500円 (中粒や大粒をいろいろ買った) 
 コテ 中型20cm位約500円 
 ワイヤーメッシュ1枚約600円 
 サイコロ 9個240円 

 合計金額                    約5,340円 税込 (概算を合計しただけなので不正確です)

■既に持ってた物 トロ舟・コテ(小)・手袋・帽子・マスク・スコップ・クワ・木の板・針金 等々
 あと、ワイヤーメッシュを切断するのにワイヤーカッター又はディスクグラインダー等が要る。
 (帽子はネット情報だと、セメントの粉が汗をかいた髪に付くと硬化して髪の毛が抜けるそうだ)


本当にメッチャ概算だけど、今回の出費は5〜6千円で済んだと思う。いや、7千円いったかな? インスタントコンクリなら配合済みだが割高だ。すべて手練りで施工したため進行も遅いし、疲労も激しいという事が解った。 このくらいのスペースに一人で打設するなら電動工具の撹拌機を用意する事をお勧めする。どんどんコンクリ作って流せばラクだろう。 一輪車(ネコ車)は場合によっては必要。マスク・手袋・帽子の方が大事だ。

余談だけどこういう形態(いわゆる玄関側の逆の裏口)のカーポートの家の人は門扉を付ける人がいる。うちにも昔あったのだけど壊れたので今は使ってない。 この際、防犯の意味でも門扉の取り換えもちょっと考えた。防犯ついでにセンサーライトもあった方がいいかも。夜間帰宅した時には車庫が良く見えるので。


そして10日後

普通ポルトランドセメント 砂を混ぜてモルタルに砂・バラスを混ぜて生コンに 送料無料

価格:1,950円
(2020/4/28 06:19時点)
感想(2件)



やっぱり右側もコンクリ化しよう


ここまでコンクリ化したのにまだ靴に土や泥が付いたまま乗り降りすると車内が土で汚れる。 おまけに打設完了後すぐにフレアが事故られる。年配ドライバーにゆっくりとぶつけられたのだ。アタマにくる。 修理に出したので代わりのクルマがレンタカーだ。このクルマの乗り降りで右側もコンクリ打設する気になったのだ。

どういう事かと言うとレンタカーは現行モデルのデミオ1.5Lだ。普通というよりコンパクトカーだ。

以前乗ってたデミオと幅は同じなので、ギリで車庫に入る。そうすると結局乗り降りの時にモロに土を踏まないと乗れないのだ。施工前に逆戻りだ。

クルマの出し入れ時にタイヤが土部分を通ってからハンドル切るのでタイヤにも泥が付く。

すっかり軽自動車サイズに慣れたのにまた普通のクルマを入れたらやっぱり不完全なガレージである事を改めて感じた。

「レンタカーはスグに返すのでいいじゃないか」という気もするけど、半月もかけてコンクリ打設したのにクルマを寄せる位置によっては車内が汚れるのが変わってないというのもつまらん。 最初は床下の防錆だけが目的だったが、今回は乗降りの時に靴に土が付かないようにしたいので右サイドもコンクリ打設しよう。

追加でホームセンターシマホへ材料を買いに行く。レンタカーの荷台にまさかまたこんな物を積むとは思ってなかった。

汚れては申し訳ないのでビニールとかお店に貰って敷く。セメントの袋がたまに粉が出てクセ者なのだ。他の袋も雨で濡れているのだ。

今回は最初から多めに材料を買った。幅25cmで1本コンクリの道を作るのだ。セメント1袋と砂2袋、砂利2袋を買う。運ぶの凄く重かった。 こんなに買っても1,200円くらいだ。オレのDIYでは安い部類だと思う。

前の余ったセメントは使い道ができて良かった。さっそく施工に取り掛かりたいのだが、なにしろレンタカーのデミオに乗ってる最中なので あんまりコンクリ打つとまた乾くまでクルマが入れられなくなる。軽だったら車庫入れの時には右サイドの土は踏まずに停められるのに。

うーん、色々と難しいな。でも一番上の部分くらいならタイヤも乗らないのでここから始めてしまおう。フレアの修理が完了したらどんどん埋められる。 もうあと少しなので結局また手練りでやる事にした。

幅25cmを測りながら木枠を当てて慎重に作業する。そういえば今回コンクリ打設で寸法をきちっと測ったのはコレが初めてだ。

今までは何かに木枠を当てて自然と寸法が決まる場所ばかりだった。今回は目標となる物がないので計測が大事だ。

写真に少し映っているのがレンタカーのデミオのフロントである。こういう位置関係なのでもっと打設していくとドア近辺になる。なので出来る事を先にやっておこう。 いつでも簡単に掘れるように1回掘ってゴロ石とかを取り除き、土で埋め戻すのだ。なんかコレ、中央部の時にもやってたな。

借り物のデミオを傷つけないようにスコップで掘った。でもやっぱり座りながら作業したい。少しだけデミオを表に出して人ん家の前に置かせてもらった。 早いところフレアの修理終わらないかな?余談だけど最新のデミオ凄く進化してる。いいクルマだ。

そうこうしてたらいいタイミングでフレア修理完了のお知らせだ。速攻で受け取りに行った。デミオ返却。またコンクリ打設再開だ。なんか上手くなった。っていうか要領が良くなった。

配合の具合もいいし、枠板も測りながらわりと正確に固定できる。本当は全部先に組んで杭で地中に打ち込んで固定するんだろうけど。

水加減がイイ感じだ。斜面なのでコンクリを緩くすると次のコンクリができるまで形を維持していられないのだが、いい具合だ。

そして軽自動車に戻ったとはいえ、ガレージを使いながらの作業なのでやっぱり全体を準備したくても乗り降りに危ないので掘っては埋めての繰り返しを基本にやっている。 勿論スコップ等でクルマに傷もつけないように。ここでキズつけたらせっかく修理したのに落ち込む。でもあとちょっとだ

こうしてみると実にいい加減な作り方だ。枠板もちゃんとやってないし。手前のデッカい石ころは枠板が倒れないように支えている。

しかし、ちゃんとやり過ぎても毎日ガレージ使用しながら少しづつ作るのには向いてないし。1日30cmくらい進んでる。

もちろん幅はメジャーでしっかり測ったのでそこは大丈夫だ。その都度幅が25cmになるよう微調整して施工した。 右の土手から土で押してくるので同じ幅をキープするのが難しいのだ。

この辺りでやっぱり砂が足りないと気付き、もう1袋追加購入したのだ。だから右側の作業に入ってからの材料は砂袋が3つとなった。

この日は雨が降ったりして途中で中断したりなんかした。この部分はカーポート屋根がかかってない位置なのだ。なのでセメント表面が乾く前に雨粒で穴が空くので施工できない時間帯があった。

もうあと1日で終わるだろう。買い物から帰ってきてすぐに作業に入る。セメントは余りそうだ。

昼食を挟んで、午後に完成した。とりあえず3〜4回は練っただろうか。クルマはガレージに入れたままの作業となった。

最後まで25cmをキープしながら施工した。最後のコンクリ作りは分量が難しい。案の定、少し足りずちょっとだけ作ったりして不細工な事になったが何とか全面を打設する事が完了した。

この右サイドだけの作業は5日くらいで済んだ。 あとは庭からガレージへのアプローチ部分に余ったセメントを使って何か工夫してスロープを作るとか、やろうと思えばできるがとりあえず終了とした。


施工前                    施工後

これで隣との境、中央部、右サイドと3列のコンクリ化はできた。やっぱりクルマという重い物が通る場所なので強度を出さないとならないからあまりいい加減な事はできないので気を遣った。 それと期間が長かったので最後の方はもう人の家の前にクルマを置かずに作業できたのが良かった。わりと窮屈だったけど。

追加材料 セメント25sx3・砂20sx4・砂利20sx3 約1,400円

1回目の施工と合計したら概算で7千円くらいかな。しんどいけど慣れたら楽しめたのでヨシとしよう。 結局セメントも砂も砂利もちょっとづつ余る格好になった。硬化する前に何かに使おう。


今回のDIYはコンクリ打設を甘く見てた。車庫のスペース内で隙間を埋める程度だから簡単に済むと思ってたが、 いくら練っても流し込むと少ない面積しか埋まらないのだ。強度の関係で深さがあるから容積が多い。 一般人でも小型ミキサーを持っていたり、業者のミキサー車に生コンを依頼するのを動画で見かけたが、なるほど解る。 DIYなので楽しくやりたいものだ。今回は巨大な木の根っこが出てきたり予想外の出来事があったりして余計に疲れてしまった。 動画を見てると友人や家族などに手伝ってもらってるのをよく見かける。1人でやるのは少ししんどいね。2人でもかなーり楽になると思う。 でも夏じゃなくて良かった。そして結局2回に分けて施工する等、計画性の無さがまた浮き彫りとなる形となった。
2019/03/3更新