浴室タイル目地補修

浴室タイル目地補修


どうしても湿気が多い場所なのでカビなどの影響を受けやすいタイル目地
黒ずんで劣化してしまった部分は新しく充てんしてやる必要がありそうだ



2013/02/27

■ 目地が割れてる箇所を確認

風呂場はプロに全面リフォームしてもらっているのでキレイになっているのだが、 壁面のタイルだけはそのまま残す形となっていた。

写真のように、隅の上部あたりの目地が割れて黒くなって取れかかっている場所がある。

全体的に汚い感じなのは目地の色がくすんでいたり、カビが生えているからだ。

タイル表面にもうっすらと黒いヒビみたいな線が何本も入っている。これはどうしようもないようだ。

通称:激落ち君(メラミンスポンジ)で、できるだけ掃除してみたが限界がある。

仕方ないので目地シールを使って補修することにした。

右の写真が今回使用する目地シールだ。多用途シールと書いてあるが、タイル目地に使える。 同時に先の細いヘラを使うとキレイに仕上がる。

これとまったく同じ製品で他メーカーに「目地シール」という名前でも売っているようだ。

本来ならば、はみ出さないようにマスキングして塗り込むのだが、位置が高いのでもうこれを そのまま塗ることにした。あまりにヒドいところはヘラで取ろう。

チューブのキャップを開けて、内部にあるノズルの先端を適当な所でカットして使う



■ 古い目地を削り落とす

古くて黒くなっている目地の部分をマイナスドライバーでゴリゴリと削り落とす

カケラがボロボロと落下していく。顔を上に向けてやる作業なのでマスクをしてやった。 気をつけないと目に飛んでくるのでゴーグルあった方が良い

以前、天井クロスの補修で毎日毎日上を向いたまま作業をやり続けていたら、 急に片耳が聞こえなくなるという恐ろしい目に遭って病院に行った事がある。 体に悪そうだ




多用途シールを上から少しづつ充てんしていく。絞る力と動かすスピードのバランスが大事だ。

マスキングした方が良いのだが、なにせ場所が高所なので今回は横着して、 チューブから直接充てんして終わらせる事にした

一番上の角だけ大きな穴があったので少し多めに充てんしたが、後はご覧のように まっすぐ下に搾り出して動かすだけだった。

一番下の段までやればキレイに仕上がるんだろうけど、とりあえずの補修なので タイル2枚分の高さまででやめておいた。気が向いたら別の機会に下まで塗ろう




■ 浴槽と洗い場の隙間も気になる

カビの多い風呂場。次に目に付くのは浴槽まわりだ。
じつは下面タイルと目地は激落ち君でキレイにしてある

しかし浴槽とタイルの隙間部分のコーキングの箇所はカビが生えてどうにもならない。磨きようがないのだ。

ここをキレイにするには、カビの生えたコーキング部を剥がして充てんしてやるしかない。

しかしこれもDIYで出来る。以前、ドアホンの取り付けで周囲を防水にするためコーキングしたアレだ。

右の写真ような道具物を準備する。

シリコーンシーラントとコーキングガン、カッターナイフ、ヘラ、マスキングテープ。

どれもホームセンターに行けば安く手に入るものだ。

風呂用コーク剤チューブは小さい製品も市販されているが、風呂場のほかにも 使う予定がありそうならこういったプロ仕様の大きな物を用意した方が割安だ。

使った後、栓をしておけば次回また使う事ができる。(先っちょを少し捨てればOK)

それに欠かせないのがラジオだ。このラジオが結構重要だったりする。無音だと時間が長く感じる。


まず、カビの生えた古いコーキングを剥がす必要がある

浴槽を傷つけないよう十分気をつけながら、カッターナイフの刃を浴槽にピッタリ添わせるように 端から端まで古いコーキングを切ってやる。

これ、普通はつるっと1発で取れるのだが、今回うまくいかなかった。 なので何回に分けてコーキングのカスを取り除く事になったので時間がかかってしまった。

ひと通りコーキングが取れたと思ったら、細かいゴミやタイル目地の粉などもあるので 掃除機をかけて吸い取ると良い。


■ 浴槽とタイルの隙間にコーキングする

この風呂場をリフォームした業者は、浴槽とタイルの色に合わせて アイボリー系でコーキングしてくれたようだが、そんな物まで持ってない。 ウチにあるのは白とシルバーくらいだ。白でいいや

本来ならばココでマスキングテープだが、またもやこれを省略してしまった。 正しくはコーキング幅を一定にするために真っ直ぐテープ貼ってやると良いのだが・・・

まず形は気にせず隙間に充てんしてやる。コツはコーキング剤をケチらずに どんどん充てんしてやる事だ。あとでヘラで余分な箇所を取ってしまうので大丈夫だ。


できた!(`・ω・´)
ちょっと不細工ではあるが、あまり出来栄え重視してコーキング不足で水が浸入してしまうよりはイイだろう。 ヘラの先端が丸くなっているので、それをスライドさせるように形を整えてやると 均一にできるようだ。

コーキングは何度もやったことがある。キッチンの水漏れ防止とか、トイレとか ドアホンの外側の防水とかで。

しかしいつも環境が違うのでなかなか上手にならない。あとこの他にも浴槽の まわりがみんなコーキングなのでこれもゆっくりやり直す事にしよう。


午後の1時前にはこのコーキングをやり終えて、夜の8時頃に浴室を通常通り仕様したが問題なかった。 とりあえず今回の浴室タイル目地まわりの補修はここで一旦終了です。

2015/08/14更新