2019/12/28 |
■ 2019年に使っている屋外アンテナ![]() クルマのステレオではいつもFM91.6MHzで文化放送を聴いている。AMの1134KHzでやってる放送だ。ずーっと文化放送が好きで、クルマ買換えの時にはワイドFM対応のカーステ付きというのが条件の1つであった程だ。 ただ、ラジカセとかでロッドアンテナを伸ばしても横須賀の住宅の中ではノイズに負けるようだ。フィーダーアンテナを部屋に貼るという方法もあるが、隣の部屋でもラジオを聴くというので昔のクルマに付けてたアンテナをベランダに立てて繋いでいたのだ。 暫くこのカーアンテナで大丈夫だったのだが2019年の台風が来た時に急に受信状況が悪くなった。受信できてたのにどうしたんだろう?エアコンのノイズを拾うのは仕方ないと諦めていた。 ちょっとカーアンテナを外して分解してみたら一部被覆が剥がれている箇所があった。長年使ったので切れて台風の水が浸入したのかな。 この同軸ケーブルを使っても受信のレベルが上がらないのだ。 ![]() 110度BS/CSのパラボラアンテナは自分で付けているので右の3分配器を使って2Fと1Fに長いケーブルで繋いでる。 今回ワイドFMのために左の2分配器も買ったのだが、何しろアンテナが寿命みたいなのでFMアンテナも買わないとならないだろう。 昔ならVHFのアンテナがFMアンテナ替わりになったらしいが、うちは元からVHFアンテナなんか持ってない。 またカーステ用アンテナを買おうかと思ったが調べるとあまりいいのがない。端子もカーステ用だ(当然だ)。この際、ちゃんと屋外用FMアンテナを買う事にした。 |
■ アンテナ選びと準備今は家電量販店にFMアンテナなんか展示してないのでネットでFMアンテナを調べた。メーカーはどこでもいいや。マスプロとかDXアンテナとか日本アンテナ等あるな。意外と安い。素子数でも違うようだが2〜3千円で日本アンテナの製品が買える。![]() 日本アンテナ AF-4 2,230円(送料別) 周波数帯域76〜90(MHz)用 強電界用、小型普及型 4素子タイプ インピーダンス 75Ω 適合マスト径 φ25〜32mm L980xW1380xH94 4素子FMアンテナで、いわゆる定番というか普通タイプだそうだ。ネットのレビューを100%信じてはダメだろうけど評判は結構良いみたいだ。 軒先に付ける小さいアンテナよりはマシだろうと思うが場所にもよるので何とも言えない。ラジカセ(CDオーディオ)でSDカードに毎週予約でワイドFMの番組を録音してるので出来れば早く付けたい。 アンテナポールは以前使ってた物がある。ベランダの柱に固定するステンレス金具も用意しておいた。あと4Cのケーブル20mとF栓もたくさん購入した。ケーブルタイは家にある。 注文したら2日で届いた。夜だったので屋外作業はせずアンテナの組立てだけしておいた。 |
■ 取り付け作業と接続方法ベランダは寒いのでドカジャン着る。ポケットラジオで文化放送を聴きながら作業だ。土曜なのでいとうあさこの番組だ。 実は録音してる最中だ。午後は伊東四朗の番組も録る。クルマから工具箱を持ってきた。![]() どうにもならないのでディスクグラインダーでバラすか。いや、それは大騒ぎだ。ジグゾーに金切り刃を付けたら切れるのではないか? ジョイントはポールを包むように巻き付いている。その合わせ目をジグソーで切断した。結構な騒音と振動で切ってたら途中で勝手に緩んで外れてくれた。 ポールが汚れていたのでここはCRC5-56で磨いておいた。これは以前、地デジが始まった頃にUHFアンテナを固定してたポールなのだ。 そういえば地デジの前に東京MX-TVがUHF開局して興味本位でUHFアンテナを付けたんだっけ? ![]() 屋外での配線で注意すべき事は防水を忘れない事である。アンテナ側にもゴムキャップが付いているので先に通しておく。 このアンテナはネジ留め式だったのでF栓加工は不要で、ケーブルをネジ留めしてゴムキャップした。 分配器への接続がF型なので、この写真のようにF栓の加工をする。元から加工してあるケーブルがあればそのまま使えば良いのだが、ここで先ほど書いた、先にゴムキャップを通しておくというのを忘れがちである。 ちょっとしたパズルのようでもある。F栓だって締め付けの輪を先に通しておく必要あるし、ナット部を付ける時も被覆を切り取っておく必要がある。 分配器はベランダの桟に蝶ネジで固定する。2枚目の写真のようにケーブルが重なるのでどっちが前とか奥とか考えないとならない。間違えると付けたり外したりする事になる。 ![]() 3本まとめてはムリなのでケーブルはケーブルタイでまとめた。混合器を使っていないのでBSとFMと地デジもあるのだ。 家が古いのでこの部屋にはアンテナ端子がない。なので地デジは隣の部屋から分けてもらっている。 やっぱり混合器つけようかな?そしたらまた分波もしないとならないな。部材にお金かかるな。 今のところ、このケーブル多過ぎ問題は保留となっている。地デジも自前のアンテナを使って受信しているなら間違いなく混合器と分波器で配線していただろう。 いっぺんにここまで配線してきた訳じゃなく、ちょっとづつ追加していったのでこうなってしまったのかもしれない。 実際、この部屋は最初はBSを見ないというので地デジのケーブルだけを渡していたのだ。 途中からやっぱりBSも見ようという事になったので混合するとしたらそのタイミングだったと思う。 ![]() 非常に原始的な方法だけどこれが簡単だ。同軸ケーブルの網状の部分を接触させるとノイズの原因になるので注意が必要。たまにロッドアンテナの根元にネジがある場合がある。 そこにネジ留めてしてもいいけどラジカセを動かしたりする場合には銅線がプツンと簡単に切れてしまうため、ロッドアンテナに巻く方が良いだろう。 となりの部屋のラジカセも同じようにした。 あと、オレの部屋側ではラジカセとコンポのチューナと両方で使うので部屋の中で更に2分配するのである。これは屋内用の家に転がってた分配器を使用した。 もしかしたらこの分配器も高い物に変えたらロスが減るかもしれないな。 ![]() 一番大事なのはこれからだ。受信のチェックである。ベランダからオレのステレオの音が聞けるので窓を開けて音を大きめにして聴きながら感度を確認した。 いつもノイズが多い東京FMにしようか?いや、やっぱり実際に聴く事がいちばん多い文化放送だな。周波数は91.6MHz この写真で言うと左の方が東京方面なのでこんな感じで左右に振っては仮固定して音を聴いた。部屋に行って聴いてみたりもした。 我が家は横須賀市でベランダは南向きだからこういう風になってしまう。 受信状態は良好だった。計測器とか持ってないので音で判断するしかない。屋根に当たってるようにも見えるけど当たってはいない。 でもさすがFM専用の本格的なアンテナだ。FMアンテナって初めて立てた。記事で読んだけどこういうアンテナを室内の天井にぶら下げてる人もいるようだ。ブースターをかませるという手もあるかもしれない。そしたらノイズも増幅されちゃうのかな? いずれにしても、FMアンテナ立てて良かった。カーアンテナだったらどうなってたのかは未知のままだ。 手前にあるパラボラアンテナは110度BS/CSアンテナである。今はこれで4K放送も受信してる。4Kの受信局をもっと増やしたい場合は買換えとなる。でも今のところ買い替える予定はない。 ![]() こうすると分配器までの距離が変わるのでケーブルも長い物が必要となる。家にあるケーブルで足りるだろうと思ったが届かない。いつもの無計画なクセが出だ。 またケーブルは後日用意するとして今回は不本意ながらケーブルとケーブルを中継パーツで繋いでテープでグルグル巻きにするという不細工な作業となった。 写真を見ると解るように見た目にもちょっと長すぎて、補助のワイヤーも張ってないので不安定な感じは否めないが何とかなるだろう。 でも結果的にはエアコン使用時でもFM放送にノイズが入らなくなった。ケーブルはまた長いやつを買う事にしよう。 その時はまたアンテナを降ろさないとならない。手間がかかるのでょっと憂鬱だ。 ちなみにひとつ謎なのが、オレの部屋のコンポとラジカセは受信状態が良好だが、分配した隣の部屋のラジカセは アンテナ線をロッドアンテナに巻き付けると、かえってノイズが入るようになったのだ。雨戸に這わせたのが悪かったのかな? ロッドアンテナだけの方が音が良いのでそのまま使ってもらおう。 せっかく2分配したので1Fへ取りまわしてリビングのコンポのチューナーに繋ごうかな?そしたらリビングでクリアにFMが入るかも。
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結果的にこのアンテナにして良かったのだろう。よく受信するようになったし。 どうしてもエアコン室外機の近くなのでノイズを拾いがちなので高くして少しでも遠ざけてノイズ軽減させる事もできた。 このアンテナポールを立てるのは初めてじゃなかったので要領が解ってたため作業は早く済んだが、何度もやり直すのはさすがに疲れた。 一番苦労したのはアンテナ取付けじゃなくて前に付けたままで錆びてしまったジョイントの取り外しであった。 |
2020/01/16更新 |