LEXUS IS250 Ver.S バッテリー交換
2012年4月、コウヘイさんからLEXUSのエンジンがかからなくなったのでバッテリーを交換してほしいとの連絡をもらう。
仕事の関係でコウヘイさんはレクサスのそばに居られないため、しばらく乗れていないのでバッテリー上がりの可能性は高い。
交換用バッテリーは用意してあるのでバッテリー交換だけやってくれと頼まれた。(クルマの初期設定はやらなくていいらしい)
しかしエンジンルームを1回も見たことない高級車をいきなりイジるのはちょっと怖い。
今頃のクルマは電子制御の機械だらけなので、オレの乗ってたカローラ君でもバッテリー上がりをやってから
エンジンの点火の調子まで悪くなった事があるのだ。ほとんどクルマはコンピュータだな。
電話の話だとLEXUSのバッテリーにはカバーとコネクタがあるという。オレにそんなもの外せるだろうか?
下手にやって壊したら大変なので腰が引ける。
ちょっとバッテリーの様子を見てからでないと、やる決心がつかないのでまず見に行く事にした。
もし見た感じでできそうならその場で交換するという事になった。工具やテスターを持っていく。
バッテリーは写真のように助手席側付近に収まっていた。意外とよく見える。手も入りそう。
イメージだと、もっとカバーに覆われていてバッテリーにたどり着くまでがタイヘンなのかと思っていた。
手前の黒い箱はヒューズボックスだった。
左の写真が、バッテリーのカバーに付属してるコネクターだ。バッテリーと直につながっている訳ではなく、
黒い樹脂カバーに付いている(温度計か何かのセンサーだと思う)。これが外せればカバーが
とれそうだ。隙間に手を入れてやってみたらコネクターが外せた。あとは普通のバッテリー交換と同じだろう。
「できそうなのでやってみよう」という事で作業を始めた。
少し調べたら、エンジンを切った直後は、HDDナビ等がバックアップを
取っている事があるので、少し待たなくてはならないそうだ。今回はエンジンが
かからないというのですぐ外しても大丈夫だろう。電圧を計ったら7.7Vしかない。
ラチェットレンチでマイナス・プラス両方の端子を外す。バッテリーを押さえてる真ん中のステーを外そう。
金具の手前側がフックで、向こう側が1箇所ナット留めしてある。メガネレンチで地道に外す。
カバーを持ってバッテリーを少し手前に寄せて上に引いたらカバーが外れた。古いバッテリーを取り出す。
元々ついてたバッテリーが55だったのに対し、コウヘイさんが用意したバッテリーは95だ。だいぶ容量がデカくなる。
バッテリーの外形寸法は同じだ。Panasonicのcaosシリーズ。
このシリーズはオレもカローラ君に積んでた事がある。
新しいバッテリーを積んで、カバーを元通りに付けて横のコネクターを挿した。
取り付けステーを元通りにナットで留める。
あとは端子をつないでラチェットで絞めて出来上がり。
カバー横のコネクターの扱い方が解れば、バッテリー交換自体は普通のクルマと同じだった。
エンジンかかりました。
ただ、このあと初期設定がいろいろ必要らしい。今回はバッテリー交換だけでいいと
言われてたのでこれで終わりだが、電装品の設定も含めるとけっこう面倒な作業になりそうだ。
人のクルマをイジるのは緊張するのだが、ちょっと楽しくもある。でもこんな高級車は本当に緊張する。なので、まず見てオレにできるようだったらやるという事ではじまった。
バッテリー交換も今回のように知らないパーツが付いていたりと予期せぬ事が起こる。自分のできる範囲を超えると思ったら断る勇気も必要だなと感じだ。
今回はイケると確信が持てたので作業に取り掛かった。バッテリーが上がったら上記にあるように初期設定が必要なんだそうだ。
そこはやらなくていいと言われていたので助かった。エンジンかかった時は正直ホッとした
2018/11/05 更新
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