ギターアンプの修理





2016/03/13

■ 弾いてなくてもノイズがひどい

長年使ってきたギターアンプ、フェンダーの15WタイプST-15だ。ギターを繋いだけで「ブー」とか「ボー」とかノイズがデカい。 自分でも忘れてたが一度INPUTジャックを交換しているようだ。 それにしてもノイズがひどくなった。そしてVOLツマミとか回すとガリ音がメッチャ出る。またメンテをしないとダメだな

ジャックに挿したプラグを押したり引いたり回したりしてノイズが出ないところを探してそっと弾くような使い方になっていた。

そこでまたジャックの交換しようかと思ったが、単にクリーニングだけでも直るのではないかと考えた。YOUTUBEでギターアンプのガリ音を修理する動画をたくさん見た。 おせっかいな誰かがコメントでああでもない、こうでもないとケンカしてたが無視だ。

接点復活剤をうまく使えばイケそう。かなり昔に買った接点復活剤スプレーもちょっと残っているけど、よく動画に出てくる KUREの2-26という復活剤が良さそうだ。ネットで注文した

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■ 準備ができたのではじめよう



意外とデカいスプレー缶だったのでビビる。そうか、今までの接点復活剤は100mlだったのか。今回は430ml入りの缶を買ってしまった。小さい方が高かったので。 まぁ、あって困る物じゃないのでいいか。

電源を抜いて、早速ウラのキャビネットを開ける。先日買い替えたばかりの電ドラだ。初めて使うのがギターアンプ修理になるとは。 もう前回も一度様子を見るために開けているので慣れている。

スイッチパネル部分を留めているネジが6本ある。4本は上の取手の留めネジと共用で、あと2本は中の木ネジだ。 これらを全部外してトランスを持って(←いいのか?)クイッっと下に(手前に)引っ張ると丸ごと外れるようになっている。

そしてコード類が届く範囲の所で安定させてやる。

表から見たのと逆になるので一番右の黒いのがINPUTジャックだ。あとGAIN、VOLUME、TREBULEというようにポットが並んでる。 ポットとかボリュームとか可変抵抗器とか呼ぶ

ネット動画では、このポットの穴に接点復活剤を噴射して直していた。オレもそうしよう。 飛び散ってスピーカーに垂れないようにパネルとスピーカーの間にぺーパーを敷いた。あと基板にも散らないようにした。



直った!と言いたいところだが、MIDDLEだけまだ硬い。コレを書いてる時にはだいぶ回るようになったが、まだ指が痛いくらい硬い。 でもMIDはとりあえず真ん中なだけに真ん中にしておこう。(←?)ほかのツマミは軽くスイスイ回るようになったので何度も回して掃除した。


■ ジャックの清掃してテストだ

ジャックはそのままスプレーするのもちょっと乱暴な感じがしたので綿棒で拭くようにしてみよう。 2-26を綿棒に付けてジャック内を擦る。出てきた綿棒が汚れてたらOKだろう。

あちこち2-26を吹いたりしたペーパータオルが散乱していたので、それで電源プラグなんかも拭いてピカピカにする。 あと、ギターのプラグもよく拭いた。そこで気づいたのだが、ギターの方もいろいろと気になっている接触不良があるんだよな。 それはまた別の機会にやるとしよう。スイッチパネルを元の場所にネジ留めした。

テストだ

ギターをつないで弾いてみた。ガリ音なくなった。そしてジャック部もなんとかなった。100%直ったとは言い切れない感じ。 でもやる前とは大違いだ。

作業前はプラグに触れなくてもコードが動いただけでバリリッ!とかババッ!っていうノイズが発生していたから。 それと何も弾いてない時のノイズも軽減したように思われる。

とりあえず今回は成功という事にしておこう。動画のおかげで接点復活剤だけで直った。動画投稿者さんありがとう


当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして当方では一切責任を負えません。自己責任でお願いします


2016/3/13更新